定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
「コタツ、もう出した?」「出しましたよ~」「やっぱり、電気代考えるとコタツだよね。」このような会話がちらほらと聞こえていたのは、数週間前のこと。山陰の冬、コタツは出して当たり前という前提のうえに成立する会話…。
内心、「コタツ出されたんだ~、いいなあ、あったかいですよね!」と羨ましい限りなのですが、我が家はここ何年とコタツ無しで冬を乗り切っているのです。
コタツを出すのをやめてみた理由は①動かなくなる②ほこりが出るし、とにかく掃除が大変③寝落ちして、カラカラになる(ちょっと横になろは、ずっと横になって寝るってこと)④使い終わり、クリーニングに出すのが大変などでした。
いざ、コタツがないと夜早めにベッドに入って寝る習慣がついたり、リビングでうだうだしなくなったりと良い面もあり、もう、コタツとは決別したと思っていました。
ところが、今年はなぜか妙にコタツが恋しいのです。みかんの置き場所に困るしな~とか、コタツに入りながら積もり積もった書類の整理とかしたらはかどるだろうな~とか訳の分からない理由が次から次へと浮かんできて、「おしゃれコタツ3点セット」を検索する毎日。
そうです!決別するために処分したのです。ですので、今は出すか出さないかの前に買うか買わないか問題に直面している日々…。
このコタツ問題で明らかになったことがあります。それは、人の心はかくもうつろいやすく、もろいものだという事です。後はただ、心穏やかにポチっとするだけ…。
(ウ)
いよいよ今年もおわりですね。皆さんは、「おおつもぐり」という言葉を知っていますか?
出雲弁の発音でオオツモゴゥ。
文字に起こすと”おおつもぐり”今の言葉で言うと「おおつもぐり」とはどんな意味か?
と話しになり 誰もが?? 聞いたこともないとの返事。
私が子供の頃だったと思いますが、祖母が”オーツモゴゥ”の言葉を寒くなった時期に使っていたような覚えがあります。
気になり調べると「おおつもぐり」は出雲弁で「大晦日(おおみそか)」を意味するそうです。
「つごもり」は、年の最後の日、つまり12月31日を指し「月隠り(つきごもり)」が変化したもので、月の光が見えなくなる時期を意味し、
そこから月の終わりや年の終わりを指すようになったとのことです。つくづく出雲弁は深いなと感じました。
最近の話題では、先日地元の万九千神社で旧暦10月26日に行われた「神等去出祭(からさでさい)」という神事の”からさで”も
八百万の神々が出雲を去ることを「からさで」と言う出雲弁とのことです。おもしろいなと思いました。
出雲弁には、まだまだ色々な言葉があります。使われている出雲弁を正月休みに調べてみるのも面白いなと思いました。
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今年もあと少し。1年を振り返ってみて一番の変化は財団に入職したことでしょうか。今年の6月に入職し、7か月経過しようとしています。
慣れていないこともあって、日々緊張感を持ちながら、業務に取り組んできたらあっという間に現在に至ったという感じです。周りの方にもサポートしていただき、最近は落ち着いてきたと感じている状況です。
業務においては、宿泊を伴う出張も久しぶり(ほぼ25年ぶり)に体験し、懐かしさを感じたり、過去に広島から東京への日帰り出張で最終の新幹線に乗り遅れ、寝台列車で帰ったりといったことを思い出したりしました。
ここ10数年、今年ほどの変化があった年はなかったなぁと思っているため、すごく刺激になり、印象に残った1年になりました。少しドタバタした1年でもあったので、来年は何か目標を立てて取り組みたいと考え、検討中です。
(KY)
先日、石見事務所の某スタッフのご自宅で開催された交流会に参加してまいりました。
地域で大活躍のメンバーと定住財団のみんなで集まりワイワイガヤガヤ盛り上がりました。
皆さんが持ち寄ってくださったお料理はどれも超絶品!お肉もお魚もお野菜も、どれも食べても笑みがこぼれる食いしん坊には最高に幸せな空間でした。
お手製の漬物に、煮しめに、おにぎりに、ついつい食べすぎてしまいました。
特に印象に残ったのは、石州瓦で焼いたまるひめポークのスペアリブ!
有福の福屋みそをディップしていただいたのですが、もうこれは絶品そのものです!
ぜひ皆さまにもご賞味いただきたいお味でした。
大人たちが料理やお酒を楽しむ横で、子どもたちが走り回って遊ぶ様子にも和みました。
何気ない石見の夜の風景だったのかもしれませんが、お金では買えない、プライスレスな時間でした。
波子海岸は猛烈な冬の嵐で、砂浜が舞い散っていました。
もう笑ってしまうくらいの大風で、山陰の冬の到来を感じずにはいられませんでした。
寒くなってまいりましたので、皆さまどうか風邪等にお気をつけてくださいね!
(猿隠)
20年近く前にある研修会で知り合ったメンバーが、このたび、全国各地から島根に来てくれました。
「足立美術館」「国宝 松江城」「出雲大社」などずいぶん欲張った観光コースを企画したのですが、「日御碕灯台」をぜひ見たいといううれしいリクエストがあり、皆で訪れました。
その日は曇りで風も強く、時々雨もパラパラ落ちてくるあいにくの天気。その上に、残念なことに灯台機器の整備工事のため、灯台の中はもちろん敷地内にも入ることができませんでした。
それでも、私たちが着いた時には晴れ間も見え、その白く輝く姿に圧倒されました。
「日御碕灯台」は、明治36年(1903)に設置され、海面から灯塔の灯火までは63.30m、地面から塔頂まで(塔高)が43.65mあり、石造灯台としては日本一の高さです。
出雲市大社町日御碕にあります。
日御碕地区といえば、今年7月の豪雨により道路が崩落して通行止めになり、一時孤立した状態もありました。9月に仮設のう回路が整備されて、今は一般車両の通行ができるようになっています。
12月24日には大型車両が通行可能な仮設迂回道路が開通する予定とのことで、これにより大型観光バスなども通行できるようになります。
夏の観光シーズンなのに観光客が途絶えた時期もあったりしてとても気になっていました。
新しい迂回道路開通とともに、また賑やかさが戻ってくるといいな、と切に願っています。
(リーブス)