スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2019-04-01 令和に向かって

今日、新元号「令和」が発表されました。新年度も始まり、気分も一新される思いです。


財団でも、この来たるべき新時代に向かって、先般、理事長より運営方針が発表されました。長文ですので全文を掲載しませんが、組織全体にかかる中で、最も重要なものは以下の2つだと私は理解しています。


(以下一部抜粋)
改元の年を迎え、様々な分野においてこれまでとは別の価値観、違う考え方に基づく仕組みに変えていかねばならない。
事業を円滑かつ効果的に実施するためには、組織体制が柔軟かつ強固であることが何より重要である。


実は2月にある学校で人権講習を依頼され、強くて柔軟なつながりについて、以下のように話させていただいたことがあります。


(以下、パワーポイントの原稿より抜粋)
【原稿①】
「同じ」と「違う」 どちらが仲良しになれますか? どちらが大事だと思いますか?


(ここで挙手を求めると、ほぼ全員が「同じ」に挙手)


【原稿②】
皆さんにお伝えしたいこと
・「同じ」を大事にしすぎると「違う」を排除する可能性がある
・「違う」を認め合って「仲良く」ができれば最強になれる
・そのために必要なのが話し合いと判断


【原稿③】
人が判断する基準3つのレベル
・レベル1 好きか嫌いか(したいか、したくないか)
・レベル2 損か得か(したほうがいいか、よくないか)
・レベル3 善か悪か(正しいか正しくないか)


子どもの挙手でわかるように、日本人は「違う」よりも「同じ」を好む傾向が強いように感じます。賛否両論あるでしょうが、私は「違う」を乗り越えて「同じ」方向に向かっていく組織こそ、強固なものだと考えています。また、違う人たちの集まりこそ、新しい価値観が見出しやすくなるのではないかとも思います。


また、「違う」を乗り越えて結束するには、客観的な議論や判断が重要で、好き嫌いでの判断や主観のゴリ押しでは物事はうまくまわっていきません。そのことは、昨今の某大国の国民分断や隣国とのかみ合わない関係を見ても明らかです。


今日から、また新たに11人の違う個性を持ったメンバーが財団の仲間入りをしてくれることになりました。新旧力を合わせ、一緒に議論し、きちんと判断しながら新しい価値観や仕組みを見つけられればと思います。


今年度も「現場主義」、「前傾姿勢」を大事にしながら職員一丸となって邁進したいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

(和)

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