スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2019-05-10 令和最初のひとりごと

「令和」になって数日が経過しましたが、事前に予告されていたおかげもあって、改元による大きな問題はなく過ごしております。
さて、私はこれで「昭和」「平成」「令和」と3つの元号を生きることになりました。
私には明治生まれの曽祖父がおり、まだ存命の頃子どもだった私には、明治とはヒストリックと言うよりファンタジックでした。
ですから昭和50年代(更に昭和の日)に生まれた私はそのうち令和の人にファンタジックな昭和の人間と映るのでしょうか。
そんな昭和の私が常々思うことを一つ。
  
最近はとかくインターネットで簡単に情報が集まります。
またその匿名性から何でも書き込むことができ、物事の真意よりGoodの数で人々の目に留まります。
中身より見た目やインパクトを好むようですね。(いい記事は中身もいいですが)
そしてネット社会では情報は降ってくるものではなく自分から取りにいくので、
自分に都合の良い偏った情報が入りがちになってしまうものです。
そしてそんなネット社会にいると自分が経験していないことでさえ真実に思えてくることだってあります。
例えその情報源がいい加減なものだったとしても。
  
ネットはこれから成熟していく社会・分化なので、いい方向へ変わっていくのでしょうが、現状では怖さを感じます。
人は経験しないと分からないことは本当に多いと思います。
疑似体験や人から聞いたりして知った内容は脆くてフワフワしています。
もし、その真偽を問い詰められ、切羽詰まったのなら「○○に書いてあった」等逃げることができる便利さがあります。
しかしそれでは、それまで自分が信じていた事をその度否定することになってしまいます。
そういう生き方では何かに縋ったり怯えたり、何かのせいにして過ごすことになるのではと思います。
  
経験には、辛かったり受け止め難いこともあります。その色々なものを抱えて自分が出来上がっていくと思います。
そしてその自分でしか分からないこと、見えないことがきっとあると信じています。
それがいつか誰かの役に立てれば、本望だと思いながら。
私はどんな時代でもそれが大事だと信じているのです。

(つかさ)

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