スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2019-05-31 邪魔者が活躍する日。

私の家の仏間に一枚板の大きくて重たい背の低いテーブルがある。
私が生まれた頃にはすでにあったものだが、今まであまり使われることがなく、動かす度にいちいち重たいので邪魔者扱いされていた。
でも、とうとうそのテーブルに転機がきた。
  
キッチンで使っていたダイニングテーブルが古くなったので、なんとその邪魔者扱いしていたテーブルと交換して、使ってみようというのだ。
近所の家具屋さんにお願いしたら、椅子に合った新しい脚をすぐに持ってきてくれ、
今までの短い脚と取り換えた。
するとなんということでしょう。ここはお店でしょうかと言わんばかりの素敵なダイニングテーブルになった。
  
昨日まで、「あ~~~重たいだけだ、このテーブル」と言っていたのに、「コップを置く音すら素敵~♡」と母。「邪魔だけぇ捨てようか」なんて言っていたことを撤回したい驚きだった。最近は、昔のものを活かして家具を作ったり、家をリフォームしたりというのが目立っているけれど、ほんの少し工夫するだけで、昔のものが活かされるということに改めて驚かされた。
  
よくよく聞くと、邪魔者にされていたテーブルは私の祖父の父の代から大切にしていたものらしい。令和の時代からは家族が一番集まり、使うダイニングテーブルへと昇格。
今まで綺麗に使ってくれていたご先祖様に感謝し、古いものを大切にする気持ちもきちんと育みたいなと思った出来事でした。
(そうすると、旧ダイニングテーブルの活用方法も考えなくては…)

(まめ)

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