定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
先日、久しぶりに我が家に父が遊びに来ました。
孫と遊びながら、こんな話をしてくれました。
時は阪神・淡路大震災直後。
いてもたってもいられなくなった父は、当時会長を務めていたマラソンクラブで「チャリティー駅伝」を企画し立ち上げました。
参加チームは毎年増えていき、収益はすべて被災地へ届けられました。
それは約15年間続いた駅伝大会となりましたが、その間にも日本各地で様々な悲しい被害が起こり、その都度駅伝を通して被災地とつながったものでした。
現在70代となった父は、籍を置いている職場の代表者と、なんとまた駅伝大会を企画しているということでした。
以前のチャリティー駅伝の際は、規模が大きくなりすぎ、人手も足りなく運営が難しくなったため終了してしまったと聞いていたので、驚きました。しかももう若いころとは違う・・・。
それでも、一から始めることの大変さを知っているからと、当時の資料を全部探したよと笑っています。正直これから大変な作業が待っているのに、この歳から始めるの?と思わず聞いてしまいました。
でもそれは愚問でした。
私も、もう無理だ!とか歳だから!とか言い訳だな。
今年はあきらめかけていたことに挑戦してみよう!と思わせてくれた父の後ろ姿でした。
(グリーンアップル)