スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2019-10-29 都市目線

テレビの週間天気予報に一言言いたい。
主な都市の週間予報を一覧表で見せてくれるのはいいが、その都市チョイスは正しいのかを問いたい。
例えばNHKで見たときは、札幌・仙台・新潟・長野・東京・大阪・福岡の7都市だった。
島根の位置はまあ、大阪と福岡の間だから、双方の天気からなんとなく判断せよと乱暴に言われている気がする。
冬は日本海沿いの気候の特徴が顕著に表れるが、それは新潟の予報からそれとなく判断せよと粗雑に言われている気がする。
  
上記7都市の人口はトータル約1,820万人で、全国の14%を占める。
人口の多い地域を優先するならば、37万人の長野市や79万人の仙台市よりも、120万人の広島市が優先されるべきだ。
地域のバランスを優先するなら、中国・四国が全くないのはおかしい。
そして上記7都市の住民は、毎日この予報で何不自由なく天気に対する準備が可能となり、これだけの情報で全国の天気をほぼほぼ網羅しており、現状のままで充分だと感じているかと思うと怖い。
マイナーでローカルな地域でも、都市部とは異なる天気になる場合もあるのに。
  
地元島根でも同様のことはないだろうか。
我が財団の拠点は、松江市と浜田市で東西部の人口集積地に置いている。
メジャーな都市部での生活にどっぷり浸かった視点になっていないだろうか。
色々な場面で“地域バランス”を考える機会があるが、本当にバランスがとれているか様々な条件の地域の立場に立って考えているだろうか。
改めて点検したい。

(蝮)

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