スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2020-03-12 伝えていきたいもの

知り合いから教えてもらった、とある染物屋さんを訪ねたときのこと。
  
創業から100年以上、お店の雰囲気もそれを醸し出していて、入っただけでワクワク。
商品を見せてもらうと、素敵な風合いと商品の多様さにさらにワクワクした。
伝統を生かしつつも、今の時代にあわせた取り入れ方の提案がされていたのも印象的だった。
  
商品を迷いながら見ていたら、「よかったら作業場を見ていかれますか」の一言。
突然訪れたのにも関わらず奥の作業場へと案内いただき、ご主人が親切丁寧に行程などを教えてくれた。内容は書ききれないので割愛させていただくが、とても興味深かったのは言うまでもなく、説明を受けた後に再び見た商品はより愛おしく感じられた。
  
最近では染物屋自体が減っており、全国から染色の発注があるそうだが、染物に限らず、貴重な「職人」といわれる方々が減ってきている。
職人技を受け継いでいくことも大変なものがあると思うが、このような職人さんがいるからこそ、技が受け継がれ、素敵な工芸品などが出来上がるのだということ、私たちは知って意識して伝えていかなくてはと感じた1日だった。
  
何より、突然の訪問者にここまで対応してくださったこと、本当にありがたかった。島根ってこういうところがいいよなぁと感じた出来事でもあった。
今度は染物体験に行こうと思う。

(さん)

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