スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2020-06-25 小学生時代の思い出

子供が小学生になったからなのか、最近自分の小学生時代をよく思い出します。
その中でも一番鮮やかな思い出として残っているのが「手振りばばあ」のこと。
山陰の有名な妖怪ではありません。
  
私の通っていた小学校は山陰本線沿いで、汽車が校舎脇をすり抜けていきます。
毎週水曜日の午後の汽車に決まって乗っているおばあちゃんが、掃除中の私たちに毎回手を振ってくれるようになりました。こちらもなんとなく手を振り返すのが恒例になってきたのですが、いつの間にか「毎週同じ汽車に乗ってるなんておかしい(?)」「あれは幽霊らしい(謎)」なんてことになり、気が付けば全校生徒がその汽車を今か今かと待ち、一斉に手を振り、笑顔で手を振り返してくれる気の良いおばあちゃんを見ながら「ぎゃ~~!!」「今日もいた!!」と悲鳴を上げるということが一種のイベント化していきました。運動会でもここまで一丸とならないよねってくらいの熱狂でした。
  
今になって考えてみると、毎週同じ汽車に乗ってたのはお仕事や病院からの帰りだったのでしょう。そして孫を見るような思いで、私たち小学生へ気持ちよく手を振っていただいてたのでしょうが、いつの間にか全校生徒が集まるようになり…なんか違うって気が付いてかな?気が付いていないことを祈るばかりです。
  
あの時のおばあちゃん、本当にすいませんでした。
良い思い出をありがとうございます。

(りんご)

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