スタッフのひとりごと

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Diary

2020-08-17 「水無月」「神無月」の意味は?

旧暦の6月を「水無月」、10月を「神無月」と呼びます。
旧暦の6月は新暦の6月下旬から8月上旬、10月は10月下旬から12月上旬の頃にあたります。
皆さんは「水無月」の頃は雨が多い梅雨の時期にあたるのに、なぜ「水が無い月」と呼ぶのだろう…と疑問に思われたことはありませんか?
「水無月」や「神無月」に使われている「無」という文字は月の呼び名ができた時代よりもずっと後世に呼びやすく充てられた文字なのです。「無」は「な」と読みますが、助動詞「だ」の連体形の「な」には、直後に続く名詞に対して「の」とか「ので」という意味を込める用法で使われています。
したがって、「水無月」とは「水の月」、「神無月」とは「神の月」というように理解する必要があるのです。
出雲地方では旧暦の10月を「神無月」に対して「神在月」といったりしますが、「神無月」は元来「神の月」であるのです。
出雲大社は明治維新まで「杵築大社(きずきのおおやしろ)」と呼ばれていました。江戸時代には「お伊勢参り」ほどのインパクトを与える存在ではなかったようですが、出雲の御師の活躍があって全国に出雲の文化が広まっていきました。
今年の出雲大社での神迎神事は11月24日午後7時から稲佐の浜において催行されますが、コロナ感染の関係から一般の方の参列はできないようです。
静寂の中での厳かな神事を離れた場所から思い描きたいと思います。

(Friday)

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