スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2020-11-06 一眼レフ

以前、写真館を経営される、片目が見えない写真家さんに出会った。
それは移住希望の聴覚障害のカメラマンさんを紹介した時だった。
どこの写真館さんからも、耳が聞こえないハンデをマイナスに取られ、
断られ続けた。
そんな中、お時間作って会って下さったのだ。
耳が聞こえないからこそ、視覚が研ぎ澄まされる、音のない世界。
素晴らしい一瞬をとらえることができると。
  
その写真家さんは、事故で片目の視力を失われたそう。
もともとカメラだって「一眼レフ」なんだから、全く問題ないよと。
聴覚障害だって、ハンデではなく、君にしか撮れない写真があるでしょと。
  
そのカメラマンさんは、先月無事に島根に移住された。
就職されたのは、写真館ではなく、地元では歴史のある優良企業様で、
地域貢献、スポーツ振興を推進されている企業。
事業の一環で、先月開催された、春高バレー予選のオフィシャルカメラマン
として契約、撮影に入られた。
コロナ禍の中、保護者の観戦も制限される中、選手達のプレイ、その一瞬を
撮ってくれるのは、本当に有難い。
写真は凄いパワーを持っている。
みんなの宝物になるような写真を撮って、みんなをHAPPYにして欲しい。

(繋)

<定住財団TOPへ

まだしまね登録してないの?

トップへもどる