スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2021-02-16 ハクチョウのために出来ること

私の住んでいる地域に、近年ハクチョウが飛来するようになりました。
その河原はすぐ近くなので、休日になると子供と散歩コースで楽しんでいます。
気になるのが、ハクチョウに餌やりをする人たちが増えていることです。
そのため、河原を歩いているだけで、ハクチョウが一斉に集まってくるのです。
  
確かにえさをやりたくなる気持ちは分かります。
私も餌にあげたくてネットで調べた時に、そもそも餌をやることはよくないとの記事を目にしました。
野鳥は本来厳しい自然の中で、自らエサをとって生きているので、
給餌することで餌を探さなくなり、遠い渡りの旅の途中で弱って死んでしまうとか、
パンなどの加工品を食べたために、餌をためておく器官に有害なカビが発生して繁殖し、
それが原因で弱って死んだという調査結果まで・・・。
  
このことを知った子供がある日言い出しました。
ハクチョウに「人間は餌をくれない」ということを教えてあげようと。
その日からハクチョウの近くには行くけどエサをあげない、この行動を繰り返しています。
  
相変わらず餌付けしている人は見かけますが、地道にハクチョウに伝えていくしかないかなと思っています。
本来の生態系に戻って、また来年来てくれますように。20210216_2.jpg

(繋)

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