スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2021-04-27 Uターンのその先に

島根にUターンして7年目を迎えました。帰ったあの日、広がる出雲平野に、高い空に、大きく育つ虫たちに、目いっぱいの生命力を感じながら、前へ進むしかないと潔く振り切った自分を思い出します。
  
島根にUターンした方は、思いついてから実行に移すまでどのくらいの期間がかかっているのでしょう。私は夫や子供を巻き込んでの決断だった為、かなり慎重になり、丸々一年かかりました。都会でワンオペ育児するより、母の手を借りながら育児も仕事も楽しみたい。盆・正月だけでなく日常的に実家に帰りたい。満員電車はもうこりごり。そんな気持ちと裏腹に、大学で出会った友人と頻繁に会えなくなる寂しさやエンターテイメントの選択肢を狭めて良いものかと迷いました。「何のために帰るのか」、「帰って家族も幸せなのか」、そんな事をこんこんと考えて、「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー著)を体で覚えるように読んでいました。
  
迷ったあげく導かれるように仕事と住まいが決まり、島根に帰った私です。18歳で進学して以来、16年ぶりの島根暮らし。途中経過は順調です。1番の収穫は家族で過ごす時間が増えたこと。大きな夢・目標にとらわれていましたが、「楽しく明るい家庭を築く」それも立派な夢・目標だったのかなと。都会で頑張る島根出身ママがいたら、地元に帰るのもアリ!と伝えたいです。

(sugao)

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