スタッフのひとりごと

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Diary

2021-05-14 「端午の節句」では柏餅を召し上がりましたか?

  5月5日は「こどもの日」でした。「端午の節句」として男の子のいらっしゃるご家庭では健やかな成長を願う日として皆さんでお祝いをなさったことでしょう。
  では、女の子のいらっしゃるご家庭は…というと3月3日の「桃の節句」ということになりますね。
  こうしてみると、奇数月にはいろいろな行事があるのに、偶数月、2月2日や4月4日にはどうやらそういった催し物がなさそうだ…ということに気づきます。
 7月7日は「笹の節句」、9月9日には「菊の節句」として、私たちは古くから1月7日の「七草の節句」を加え、季節の節目を「五節句」として定め、生活の中に季節の移ろいをうまく取り入れてきました。
  この「五」という数は中国の「陰陽五行説」に由来するものです。この「陰陽」の考え方では、奇数を「陽」、偶数を「陰」に位置付け、縁起が良いとされる「陽」の日をお祝いの日「節句」として暦の中におきました。中でも一番大きい陽の数である「9」が重なる9月9日を「重陽(ちょうよう)」と呼び、五節句の一つとして親しまれる行事になったのです。
  では、ここで「五節句」を整理してご紹介しておきます。
  皆さんもこうした「節句」をお祝いしながら、「陰陽五行説」を紐解いてみていただければ幸いです。
    
1月7日「人日の節句」(七草の節句)七草粥を食し、その年の健康を願う。
3月3日「上巳の節句」(桃の節句) 雛人形を飾り、ちらし寿しや蛤のお吸い物を食ベながら女の子の健やかな成長を願う。
5月5日「端午の節句」(菖蒲の節句)五月人形や鯉のぼりを飾り、男の子の健やかな成長を願う。
7月7日「七夕の節句」(笹の節句) 短冊に願いを書き、笹に飾り夢の成就を願う。
9月9日「重陽の節句」(菊の節句) 菊の薬効により健康を願う。また、「後(のち)の雛」としてお雛様を飾る。
  
  なお、当地では旧暦(太陰暦)で節句をお祝いするので、こうした行事は月遅れで催されてきています。

(FRIDAY)

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