定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
先日の新聞にあったが、アルコール飲料の度数表示に加え、アルコールが何g入っているかを表示するものが増加傾向とのことだった。
例えばアルコール度数5%のビール1缶350mlの場合、
350mlの5%は、17.5ml
重さに換算するため、アルコールの比重0.8(アルコールは水より2割軽い)をかけて
17.5×0.8=14g
純アルコールは14g入っていることがわかる。
成人男性の純アルコール摂取上限目安が40gとのことだから、3缶飲んだら上限オーバーとなることがわかる。
度数の低い飲料も数多く飲んだら体に悪いということはわかっていても、それは感覚的なもの。
具体の数字で表すことでわかりやすくなり説得力を増す。
健康診断の問診では、たいていお酒の量を聞かれ、
「ちょっと多いですね」
とか言われ
「はは、これから気を付けます」
などとやりとりしたとしても、本当に気を付ける人はどれだけいるだろう。
それならば、上記数字を見せて、
「あなたの場合、これだけオーバーしているから、リスクがこれだけ増えますよ」
とか言われたほうがずっと効果があると思うのだが。
(蝮)