スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2021-08-12 夏の風物詩…

暑い中で開催されたオリンピック東京大会2020が終わりました。コロナ禍であり無観客での開催となりましたが、いつにもまして様々なドラマが生まれました。皆さんはどのシーンが心に残っているでしょうか!
さて、「日本の夏」と言えば!…「どこかの企業の蚊取り線香」というイメージをお持ちの方は一定の年齢以上の方かな…と思いますが、やっぱり「夏の全国高等学校野球選手権大会」ではないでしょうか。
昨年はコロナ禍の影響で開催が中止となりましたが、その感染メカニズムや予防対策などを感染発生から1年半をかけて学ぶ中で、応援団を入場させることが可能となった今年の大会となりました。
さて、日本で育った「野球」というのはアメリカで生まれた「Base Ball」とは違うものだ!…ということをよく耳にします。自己犠牲を伴う「One for All」「All for One」の精神や全力疾走の姿を身に付けつつ、普段の生活を律する活動のなかで技術を高め精神を磨き、人を育てていくというスポーツ感を育んできました。
「型から学んで道を究める」という一種の「武道」とも呼べる競技種目になってきたように感じます。
東京オリンピックで侍ジャパンが金メダルを獲得した際に、王貞治氏が祝辞のコメントの中で「日本の国技ともいえる…」と発言された言葉の裏にはこうした野球の日本での育ち方があったように思います。
私たちは無意識のうちにそんな「求道精神」を感じつつ、どんなスポーツであっても溌剌として活躍する姿をきっと見詰めているのでしょう。「勝っておごらず、負けてくさらず」「敗者を讃える」等の精神に共鳴できる資質が日本人のなかには知らず知らずのうちに育っているように思います。

(Friday)

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