定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
自分にとっては大したものじゃなくても、人から見ると貴重な物だったりすることがあります。
最近、家の中の物を少しずつ整理をしていこうと思い、
昔から保管してあるもの(保管と言うより投げっぱなしのもの)を出してまとめているのですが、
ある古いパソコンが、ゲームソフトや情報誌付きで出てきました。
30年前のパソコンなので、まさか起動すまいと思い、何十年ぶりかに電源を入れたところ・・・
当時と変わらず普通に起動しソフトも使えました。
しかし、さすが30年前。音楽はレトロで味があると言えなくもないのですが、グラフィックはさすがに酷い。
電源を入れると、あの頃の気持ちが蘇り、懐かしい気持ちにはなりましたが・・・
これから使うことはないですし、まあ、さすがにもうゴミだよな・・・とは思いつつ、
念のため、「メルカリとかだとどのくらいの相場だったりするんだろう」
と検索してみると、ほぼ同じ内容のものが見つかりました。
が、・・・ななな何と!こんなものがそんな値段で取引されているの!?
30年前の定価以上の値が付いておりますがな!
いや、状態によってはどえらいことに・・・
どうやら、現存機で動くものはかなり貴重なようで、僕にとってはすでに価値がないものですが、
探している人には当時以上のお金を払ってでも手に入れたい物のようです。
大変驚きました。価値って人それぞれだなと、改めて感じました。
ということがあったのですが、このことを通してこうも思いました。
もしかしたら個人に対しても言えるのかもしれないと。
例えば私は周囲の人に比べると能力がなく、これといった物もなく劣ったものばかりの人間で周囲に申し訳ないなと、
受け入れてもらえるだけありがたいな、そう思って生きておりますが、
実は、他の人からすると実は価値があって、手に入れたい人なのかもしれません。
と、自分に都合の良い想像を巡らしてみると・・・
このパソコンがまるで自分のように思えて来ました。
このパソコンは値段じゃなくて、本当に欲しがって大事にしてくれる人に渡すことにしたいと思います。
(つかさ)