定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
先日娘が新型コロナウィルスに感染した。
感染拡大がここまで広がる中なので、誰がかかってもおかしくない状況ではあるが、まさかこのタイミングで、しかもわが子が・・という感じであった。
このタイミングでというのは、県総体を控えており、最終学年3年で最後の試合になる予定だったことだ。(敢えて競技種目は書かないが、文面で想像がつくだろう)
練習をしながらも部内でもしっかり対策を講じながらであることや、それでも友人との遊びや付き合いの中で、親からの注意だけでなく、本人も気持ちをおさえての我慢の取り組みをしてきたところでの感染であったこと。
本人自身、試合に出られない悔しさはもとよりだが、他に迷惑をかけてしまうのではというこわさなど、精神的苦痛は計り知れなかっただろう。
感情をあらわにしない子が、2日間大泣きし部屋に閉じこもった。
幸い、他の団体メンバーには影響がなく、ダブルスでのパートナーも気持ちを汲んでくれたようだ。
部の監督からは、出られないわが子のためにもみんなで全力で臨もうと伝えてくれたようで、みんなもそれに答えてくれた。
結果もそれについてきて、有終の美を飾った。
参加できなかったわが子は、出場はできなかったが、この悔しさと共に、人の気持ちや責任感を大事にするという「それに代わる力」「これからの人生に必要な大きなもの」を得られたはずである。
親として、本当にほめてやりたい。
(雀)