定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
「台風接近中!」とテレビが報じていた時。自宅のベランダから、鳥の鳴き声が聞こえてきました。
風から身を守る樹々等が街の中心部に少なくなっているため、緊急避難的に我が家のベランダに身を寄せているのかな?と思い、カーテンをめくってみると、一瞬で鳴き声はやみ、姿は確認できず。
しかし、カーテンを閉じてしばらくすると、再び鳴き声が響いてきました。
強さを増していく風の中、あの鳴き声の主は、無事に過ごすことができているのか、台風のニュースを聞きながら、ずっと気になっていました。
台風のような大きな自然の力を前にすると、人間も、鳥も、自然の中で生かされている存在として同列にあるんだと、改めて気づかされます。
台風が過ぎ去った後の細切れの雲と、その間からのぞく柔らかな青空を目にしながら、無事に今を生かされていることへのありがたさを、しみじみ感じた出来事でした。
(でんでんむし)