定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
先日、山間部にある実家に帰省したときのことです。
季節が急に進み、朝晩が寒くなってきた山の中から、夜明け前に「キューーーーン」という甲高い鳴き声が響き渡りました。
どうも数日前から毎朝のように聞こえるのだとか。
山で暮らしていると、毎年決まった時期に聞こえてくる鳥や動物、虫の声で季節を感じるというのは珍しいことでもないのです。
ただ、今回の声は初めて聞くものらしく両親も「何!?」という感じ…。
しかし、私にはこの声の主に心当たりがありました。
確かにその辺りでは初めて聞く鳴き声ですが、県外で近くにそれが生息している地域に住んでいたことがあるのです。
その正体は・・・・・・、【鹿】。
調べて見ると鹿の声は秋を告げると言われているらしく、秋の季語にもなっています。
確かに町内の別の山から、徐々に生息範囲を広げているという噂は聞いていました。
とうとう実家近くの山までやってきてしまったようですね…。風流を感じるよりも、害獣被害の方が心配なのが正直なところ。
毎年の風物詩にはなってほしくないなぁ。
(大福)