定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
3月8日は国際女性デーなんだそうです。
国際的な婦人解放の記念日であり、1904(明治38)年、ニューヨークの女性労働者が
参政権を求めて集会を開いた日。
今自分にとって当たり前と思っている権利が、昔の方々が血と汗のもとに勝ち取った
ものであるということは少なくないですね。
私は子育て中なのですが、子供を授かったときから決めていたことがありました。
それは子供を古臭い慣習で縛るようなしつけ方はしないようにと。
「お姉さんなんだから我慢しなさい」
「男の子なんだからいつまでも泣くな」
「女の子なんだからおしとやかにしなさい」とか??
兄弟の順序で優劣をつけず、性別で扱いを変えず。
日本古来の家制度において根幹であった概念でしょうが、この現代で無意味。
単純に子供たちには平等に接したいし、実際平等でしょ?と
私自身が育ってきた時代も、学生をやっている間は教育において性別の平等は
約束されていたと思うし、そこに疑問を持つこともなかったと思う。
ただ社会に出てから、性差による違いはいろんな場面でつきつけられたと思うし、
根が昭和でできている就職氷河期の私は、諦めも早くもう忘れかけている。
現在私の子供たちも、性別による不平等を微塵も感じることなく健やかに育っている。
時代の名前が「令和」と様変わりしている割に、なんにも変わっていない社会に
出て行かなきゃいけないし、そこで目の当たりにすることは多いと思う。
へこたれず強く生きていってほしいと強く願う。
そして「女性」を考えるときに、必ずもう一方の「男性」を考える必要がある。
死ぬまで「男らしく」を求められることのキツさ。
個人ができることはほんのわずか。
少しずつ少しずつ、社会が変わっていくことを望みます。
(りんご)