定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
私の住む地域では、毎年5月に「花田植え」というイベントを行います。
保存会の方が中心になって、週1回の練習や衣装のこと、小道具など準備をされています。
伝統行事を絶やさないように地区の有志の方々が協力してイベント成功のために頑張っていることが伝わってきました。その熱意の賜物なのか、今年は若い方も何人か練習に加わり、今までにない活気を感じました。
花田植え当日は地区外からの見学者もおられ、普段はひっそりとした集落が多くの人で賑わいました。
その中で、早くから会場に来られていたおじいちゃんが目につきました。話を聞いてみると、花田植えを若い頃からされていて、自分が皆に教えたんだという話をされていました。
田植え囃子に合わせて嬉しそうに唄っておられる姿が印象的でした。
高齢化に伴い、消滅してしまう伝統行事が多い中で、次の世代に残そうと一丸となっていることに、同じ地区民として誇りに感じました。
(ちょこ)