スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2023-09-11 沸騰する大地の稲刈り

実家の稲刈りが、今年も何とか無事に終わりました。

80を前にした父親が守っている田んぼに、今年も実ってくれた稲穂。

その恵みに感謝し、コンバインが入らない田んぼの4隅やあぜに近い列を、1つひとつ鎌で刈り取っていく作業を担当しました。

稲刈り当日の最高気温、33度。9月に入った気が全くしない真夏の日差しが降り注ぐ田んぼの中で、丸1日格闘。

水分もしっかり補給して自分なりに熱中症対策をしたつもりでしたが、例年以上の暑さに、時々やってくる目まいとも闘いながらの作業になりました。

「地球温暖化」という状況は、近年「沸騰」とも表現されるほどエスカレートしていると報じられていますが、室内作業が大半の日常生活の中では、それを肌感覚で実感する機会は、それほど多くありません。

太陽と地面に身をさらす中で、その言葉の意味を、ようやく理解できた気がしました。

「沸騰する」大地の中で、稲も、人も、安心して育っていくことができるように、これからできることは何だろう…?

稲刈り作業が終わった田んぼで、そんなことを考えながら佇んでいたところ、どこからか姿を現したトンボが、こちらに何か言いたそうな様子で、くるくると空を旋回していました。

(でんでんむし)

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