スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2023-12-07 バスの出会いと年の瀬に寄せて

年老いた父と姉妹で、県外に出かけた時のことです。

乗りたいと思っていたバスの発車時刻が迫る中、父はゆっくりとしか歩むことができず、

ハラハラドキドキ。

ひとまず自分だけダッシュして車内に乗り込み、「すみません、年老いた父が後ろにいて…」と運転手さんに相談すると、他の乗客の方が数人いらっしゃるにも関わらず、父が乗り込むまで待っていただき、発車時刻を過ぎてバスは動き出しました。

それだけでも感謝、感激なのですが、目指していたバス停につき、バスを降りて目的地の施設をうろうろ探していると、背後から、「こっちが入り口ですよ~」という掛け声が聞こえてきます。

振り向くと、先程のバスの運転手さんがわざわざバスを降り、目的の施設の方向を手招きしていて下さるではありませんか!

バスの中には先を急ぐ方がいらっしゃったかも…と申し訳なく感じると同時に、見るからに不案内な一行を気にかけて、そこまでしていただいたご親切が本当にありがたく、心にしみました。

気ぜわしい年末は、つい目の前のことに追われて周りが見えにくくなりがちですが、こんな温かな気持ちを周りに手渡していけるようになりたいものだなあと、感じました。

1年間の山盛りの反省を胸に、もうすぐ新年がやってきます。

新しい年へ前向きに踏み出せるよう、この運転手さんの笑顔をお守りに、目標とするものを具体的に描きながら、進んでいきたいと思いました。 

(でんでんむし)

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