定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
IT技術は日々進み、新しい便利ツールは日々生まれている。
しかしながら・・・
「職場の課題は情報共有だ!」と、役立つ便利ツールを調べ、
これはいいぞ!と導入し、
「これで職場の情報共有はばっちりだ!」
と運用をスタートするものの・・・
しばらくして、「あれ?かえって情報共有できてなくない?」
ということに陥るケースが多いそうだ。
例えば以下の現象。
A課長「Bさん、X社の件どうなっている?」
Bさん「2日前にチャットに書いときましたよ」
Bさんは以前はA課長へ口頭で報告していた。
A課長は今回は重要案件なのでBさんから口頭で報告が欲しかったが、
Bさんはチャットに書けば報告完了だと思っており、A課長のリアクションがないから問題なしと思っていた。
A課長からすれば、「口頭で補足してよ」という気持ちだし
Bさんからすれば、「チャット導入したんだからチャットで報告完了と思うでしょ」となる。
Bさんは確かにごもっともなので、それならば会社の報告は全てチャットでやろうとルールが決まった場合、
A課長にすれば経験したことのない量のチャットが飛び交うことになり、かえって情報共有が進まないということが起こり得る。
ということで、便利なツールは本当に便利だし、使いこなせば業務効率化や効果的な業務に繋がるが、
ついていけなくなれば、却って翻弄されてしまう恐れもあり得る。
そして、会社にどんなツールをどういった運用で業務改善を行うかのビジョンがしっかりしていなければ上記の様な現象を生みかねない
それを考えるのは、島根県内では主に社内情報システム担当ではなかろうか。
ソフトやサービス以上に、自分自身がアップデートしていかなくてはなくてはと、最近非常にそう焦りを感じている。
(つかさ)