定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
先日、テレビで野球中継を見ていた時のことです。
ふと小学生のわが子から質問されました。
子「これってどういうルールなの?」
私「…」
思わずフリーズしてしまいました。
(投げた球を打って…打ったら一塁に走って…ぐるっとまわって…)
(でも、打った球がフライならアウトで、ゴロなら一塁に投げて…)
(いやいや、そもそも投げた球はストライクとボールがあって…)
(まてよ、ストライクとボールの意味が伝わるのか??)
数秒間の沈黙の間に、どれだけの言葉が頭の中を駆け巡ったことでしょうか。
「説明や資料は小学生でも分かるように」とは、仕事でもよく言われましたが、
伝わるように説明しようとすればするほど、言葉探しの悪循環。
(どこまで細かく説明したらいいんだ?)
(どれくらい本気の質問なんだ?)
(長々と説明しても、かえって伝わらないぞ)
聞く側(子ども)の熱量も考慮して絞り出した答えは…
「お父さんは、テレビ見てたらいつの間にか覚えてたんだ」
おそらく、1番答えになっていない返事を、か細い声で発していました。
相手に合わせて説明することが、こんなにも難しいとは。
日頃から頭を使わないといけないですね。大反省のやり取りでした。
(京)