スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2024-08-06 鳥の「横眼」 その2

今思い出しても、ちょっと怖くなるのですが…。

 

数年前、閑静な住宅街を歩いていた時のこと。

前方の低い石垣の上で、じっとしているカラスを見つけました。

そのカラスは、私から見て左方向に正面を向き、

微動だにせず、まるで置物のように、ただ、そこにいました。

全体が真っ黒で、大きなくちばしで、高さは50センチほどもあったでしょうか。

 

「こんなに大きなカラスを近くで見るのは初めて」と、

少しワクワクしながら歩調を緩めて近づいた時、

横眼がこちらを見ていることに気づきました。

そして、私の動きに合わせて、その横眼がほんのちょっとだけ動いたのです。

 

「えっ…」わたしはそれ以上近づくことができませんでした。

何気ない風を装いながら、カラスから離れていきました。

 

一羽のカラスですが、何故か、とても怖かったのです。

 

カラスは、空を飛んでいる姿の方がいいな。

「からすと いっしょに かえりましょ」

童謡「夕焼け小焼け」の世界がとても優しく感じられます。

(リーブス)

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