スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2024-11-01 自己中スキル

私が子供の頃、世代なのか分かりませんが、両親は周囲と協調することを重要視していたので、
自分の価値観を押し付ける考え方は、相手を傷つけたり、自分が孤立したりするので良くないと教えられた記憶があります。

今振り返ると、その教えのおかげで周囲に恵まれ助かったことが多くあったように思います。

時が経ち、私の子、小学生になり自分の価値観を押し付けてくる姿を目にするように。
この光景、いつだったか見たな・・・話し方といい、態度といい、自分のコピーじゃないか!
そこで、自分の経験値から「自己中よくないよ」と気が付いてもらえるよう接しようかなと思ったのですが、
はっと気が付く・・・時代が変わっているということに。

インターネットが発展し30年くらい経過。
SNSや動画サイトで誰でも発信できる世の中に発展。
そして情報は、自分が見ている傾向に基づいたものが優先される仕組みになり、
下手すると自分に都合のいい偏った情報ばかりになることも。

その影響なのか、現在は以前に比べ、偏見や自己中心的で時には攻撃的な発言も増えたように感じます。
これらの発言は現実社会をも徐々に浸食していっているように感じます。

気が付くと、自己中の方が幅を利かせているような。


となると、この子は価値観の押し付けは良くないと気が付くだけではなく、
周囲にはそういった人がたくさんいる現代、その中での立ち回りスキルを会得することが必要なのか?
と、そう思うのでした。

だって一方的に自分の価値だけで話してくる相手もいる。
かと言って相手に理解を示してみても、相手がこちらを理解してくれる訳ではない。
そうなるときっと積み重なるストレス。それはきっと精神的に良くない。

なので、こちらの言い分を飲み込むのではなく、上手く伝えていく必要がある。
言いたいことは言い合って、そこから共通点を見つけて落としどころを考える。
できない相手は上図に避ける等・・・
言わば、例え自己中同士でも上手に接することができるスキルと言ったところか。

そう言えば、小学校では自分も他人も大切にと言われているが、それに通じるのか。


これって上手にやるのは結構高度なコミュニケーションスキルだし、リーダースキルでもあるように感じる。

多分とっても難しい。大人でも難しい。果たして子供に教えれるんかいな・・・とは思うものの、きっと私の両親も当時の私の性格を見て「自己中よくないよ」と教えたのだと思う。
だとすると、これはある意味その延長線上か。ひとまずやってみようかなと感じた今年の11月の一歩目でした。

(つかさ)

<定住財団TOPへ

まだしまね登録してないの?

トップへもどる