スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2025-03-04 甘酸っぱい、3月。

私は3人の子どもがいます。

今年度の春、長男が大学進学で東京へ行きましたが、この度は長女が高校進学で大阪へ行くことになりました。

我が家は、祖父母と同居しているので7人暮らし(10年前までは曽祖父母も健在で9人暮らし)でしたが、次の4月には5人暮らしになり、春が来るたびに家の中の人口減少が進み、何とも侘しく感じます。

 

正直、高校は家から通えるところに進学してくれると安心だったのですが、自分がやりたいことや目標が明確で、そのために中学時代にも努力を惜しまなかった娘のあまりに固い決意と高い志に、背中を押してやる以外、親にできることはないな、と思いました。

まさに「可愛い子には旅をさせろ」の通りです。よく聞く言葉ですが、古くから使われているそうで、なんと戦国時代にはほぼ同じ表現が使われていたそうです。

いつの時代の親も、この気持ちを乗り越えてきたのか…と思うと感慨深いです。

一度きりの人生、悔いが残らないように、精一杯生きて欲しい、親としては、そほどです。

 

しかし、子育て期って、本当に一瞬で過ぎ去っていきますね。

永六輔さんの言葉で「子どもは3歳までに一生分の親孝行をする」とありますが、本当にそうだなと思います。もみじのような小さな手をにぎり、どんぐりを拾い、海や川でパシャパシャ遊んだ日々は、何にも代えがたい宝物です。

 

長男の時にも思いましたが、改めて。

力強く島根を巣立っていく我が子が、夢と希望を持ってまた島根に帰ってきたくなるように、親として財団職員として、これからもできるかぎりのことをやっていきたいと心に誓った、甘酸っぱい3月です。
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(竹矢っ子)

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