スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2025-03-31 組長やめます

本日をもって組長の任務が解かれる。
と言っても地元自治会の話である。
58軒を4エリアに分けたそれぞれを組と呼び、そのうちの14軒ほどを1年間組長としてお世話した。

組長のミッションは、
・毎月1回の集金常会を招集し、自治会費や公民館費、寺社関係や各種募金などの集金や市報などの配布
・回覧の管理
・溝掃除、川草刈り等での休憩時のお世話
・エリア内で死亡者が出た際の関係各所への連絡
などであり、
この時代にまだそんなことやってるの?
と聞かれそうな任務も含んでいる。

自分も以前から同様に思ってきた1人だ。
毎月決まった日時に、集金のためだけに一堂に集まるなんて無駄でしかない、と。
だが、組長になって見えてきたものがある。
スマホやネットにつながるパソコンを持たない世帯や、自由にコンビニや銀行等に行けない一人暮らしの老人もいる。
そういう人は当然現金主義だし、情報伝達手法は電話か直接の対面くらいになる。
それらを考えると、いっぺんに集金も済ませ、市報配布や情報共有も完了する集金常会の存在価値もありそうだ。
回覧板もちゃんとまわったことで、少なくとも安否確認になっているではないか。

効率を良くするための努力は惜しむべきではないが、効率の悪さでしかわからない大事なことも見落としてはいけない。

明日から新年度。
新人スタッフも入ってくる。
効率を追うばかりにならないよう、相手の立場でしっかり考えるクセをつけていってほしい。

(蝮)

<定住財団TOPへ

まだしまね登録してないの?

トップへもどる