定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
22年前ですが、紛争が終わって間もないコソボに1ヶ月ほど滞在したことがあります。
街は破壊しつくされ、あちこちに急造の集団墓地があり、子どもたちが遊んでいた広場にはガラス破片やがれきが散乱したままになっていました。
交通の各要所には、戦車や重火器が配備され、治安は世界中から展開されたPKO部隊の軍事力によって守られていました。
それまで、私は「軍事力は一切不要」と思っていましたが、侵略された地域を守っているのもまた軍事力でした。
その恩恵で私の滞在も無事終えられたこと。あるいは、軍事力は不要だから攻撃されても反撃しないとはとても言い切れない自分に、「一切不要」という捉え方がいかに浅いものであったかを思い知った瞬間でした。(だからといって、今、軍事力が必要と思っているわけではありません)
あちこちで、「この子たちを助けて欲しい」と懇願され、悲惨な写真や映像を見せられます。
その度に胸が締めつけられるような思いがしましたが、当時、通訳をしてくれていた専門家からこう言われました。
「大人たちが、(ある意味、子どもを利用して)支援を求めるのは、常套手段だから、その一つ一つに惑わされない方がよい」
今、ウクライナ報道で、子どもたちの映像がたくさん流れてきますが、その度に当時の通訳の言葉を思い出します。(ウクライナの子どもたちが利用されているという意味ではありません)
話は変わりますが、仕事で保健所の業務支援に行く機会がありました。島根県は感染者から行動歴を聞き出し、積極的にPCR検査を実施しています。保健所の業務量は本当に大変なものでした。
しかし、人口の多い都道府県では、そこまで対応していないところが増えてきています。
最近、感染者数の減少傾向が報道されていますが、以前は検査で捕捉できていた感染者を追わないわけですから、本当に減少しているかどうかはわかりません。
私たちは、様々な場面で物事を捉えて判断していきますが、その根拠となる情報量や視点の複雑さや難しさを改めて痛感した最近の出来事でした。
(和)
島根にずっと住んでいても知らないことってたくさんあるなーと、ふるさと島根定住財団の仕事に就いていつも感じています。
お仕事でいろんな農家さん、企業さんとお話をさせていただく機会が多く、改めて知ることが多いです。島根にそんな所あるの?そんな面白いことやってるの!?そんな人いるの!?といつも驚きの連続なのです。
そんな中で教えてもらったのが、とある山間部の集落で作られているゆず辛子です。その集落に住んでおられる方々でせっせと生産し数に限りもあり、おそらくその町のJAでしか取り扱ってない商品です。
とっても美味しいよと勧められて帰り道に購入し、試してみると確かに本格派!!
ごくわずかな量で大きな存在感!!
肉に乗せてサッパリと。白身魚に合わせると素材の甘味を際立たせてくれる。
冷ややっこに乗せて、いつもと違うピリ辛で味わうのもよし。
これからも自分のお気にいりを一つ一つ、増やしていきたいなぁって思います。
(りんご)
サンカヨン(3or4)?ではありません。(すいません。おやじギャグをかましてしまいました。)
サンカヨウ(「山荷葉」)は、メギ科サンカヨウ属の多年草で、北海道や本州の山地~高山帯で見られる山野草のひとつ。
山陰では大山・氷ノ山、そしてわが島根の大万木山でも見ることができ、5月中旬が花の見ごろだとか。百聞は一見に如かず、まずは行ってみようということに。
GW後半、定住財団の関係人口マッチング・交流サイト「しまっち!」(https://shi-match.jp/)にもプログラム掲載いただいている(一社)飯南町観光協会さん主催の登山イベントに参加しました。定員25名満員御礼の大賑! 4グループに分かれ、各グループにネイチャー・ガイドさんが引率。道すがら山野草の説明を受けます。「これは、○○という名前、〇〇のところが食べられる、○○にすると美味しいよ」など。(殆ど、忘れてしまいましたが…。)コシアブラの天ぷらをあてにビールを頂いている姿を頭に浮かべ、生唾を飲み込みながら山頂へ。
山頂で持参の昼食を摂った後、サンカヨウの群生をしばし観察。時間をかけて山に登ったご褒美に見ることのできる白い可憐な花。想定以上に感動。雨に打たれると、白い花が透明になるとか。来年は小雨に来るのもありかな。いや、その前に紅葉も楽しまなくては!
密を避け美味しい空気と新緑・山野草を楽しみながらゆったりとした時を過ごす、おまけに歴史の勉強も(たたら製鉄が盛んだった頃、伐採したブナを積雪を待ってふもとに滑り落していたそうな)
改めて島根の良さを感じ取ることのできるトレッキングとなりました。大万木山に限らず未踏の山々・景勝地が県内に多くあるので、あれやこれやとプランを練る今日この頃です。
(青蛙)
田植えがあちこちで進められています。
この季節になると田んぼに水がはられて涼しそうな風景が広がります。そしてカエルの大合唱が聞こえるようになり、梅雨の時期を迎えます。
私はこうした中山間地域の棚田が広がる風景が好きで、よく水彩画に落とし込んだりしています。
さて、6月は「水無月」と呼ばれています。
暑い時期を迎えて水が枯れる月なのだ!…という説もなるほどと思わせますが、私は「水の月」という説がシックリくるような気がしています。
「みなつき」の「な」は「の」にあたる連体助詞「な」であるとする説です。「神無月」の「な」と同じ用法だと思っています。「神無月」は「神がいなくなる月」ではなく、「神の月」だと私は思っているのですが…。さて、「水無月」の頃は旧暦では梅雨の末期ごろにあたる時期なのでそう思うのです。
田んぼに水がキラメクこの時期をしばし清涼感を感じながら過ごしていたいと思っています。
(Friday)
先日友人とドライブがてらカフェに行こうと計画し行ってきました!
場所は大田市にある「和田珍味本店」に併設してある「VIEW&CAFE SHINWA」さんです。
HPにもあるとおり「和田珍味本店」の駐車場から見える景色は国土交通省とるぱの全国人気ランキング第1位にも選ばれたことがあるみたいです!!
とても綺麗な景色とカフェおすすめのパンケーキに惹かれ行ったのですが私、雨女を発揮してしまいました...。
前日まで暑いぐらいの天気だったのにまさかの警報並みの大雨。
次回にする?と話し合いましたが、なかなかお互いに休みが合わないので向かうことに。
道中はお互いの声も聞こえないくらいの雨音だったので、大音量で音楽を流し歌いながらドライブをしました(笑)
やっとの思いで到着した時には、多少小雨になっていました。
私たちは海の見えるカウンター席に座りましたが、やはり天気が悪く微妙な景色でした。
窓からは電車も通るところが見えるのでタイミングが合えばとてもいい写真が撮れると思います!
(カフェには電車が通る時間も書いてありましたよ♪)
また、テラス席もあって晴れた日はワンちゃんと一緒にくつろげるみたいです。
お目当てのパンケーキもす~~~~っごく美味しくて感動しました!!!
抹茶味も期間限定でありましたが、私はプレーン味をいただきました。
スキレットのまま出されたパンケーキはアツアツのふかふかで絵本に出てくるパンケーキみたいでした。
次は天気のいい日に訪れたいと思います!
興味のある方はぜひ行ってみてくださいね~~
・和田珍味さんのHP↓
https://wadachinmi.co.jp/honten/guide.html
・『VIEW&CAFE SHINWA』和田珍味本店さんのInstagram↓
https://www.instagram.com/viewandcafe.shinwa/
(Melody)