スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2020-03-24 旅立つ友に感謝

ジョブカフェ企画セミナー「面接回転寿司」
10人程度の大学生がほぼ同数の面接官役(財団スタッフや先輩学生)とがそれぞれ個別に模擬面接をする。
そして時間が来たら、隣のブースに移動して、次の面接官と模擬面接。
これを繰り返すことで、面接に慣れて本番では自分らしさを出せるようになることを期待する。
結果、参加学生が多数となったのは、イベント内容の魅力もさることながら、イベント名称のインパクトがあったからに違いない。

 このイベント名称を考えて、企画から当日の運営まで中心となって頑張ってくれたスタッフが今月をもって財団を去る。
もともと育休代替職員として1年間の契約だったことと、次は正社員としてやりたい仕事に就くようなので、寂しくなるのは当然だが、心から祝福したいと思う。

 短期間だったが就活中の多くの学生が救われた。
ここで得た経験と自信をこれからの世界でいかしてほしい。

(蝮)

2020-03-19 人を喜ばすこと

先月下旬頃からコロナの影響で外出を控えている人のためにと、WEB上では様々なデジタルコンテンツが期間限定で開放されている。ミュージシャンのライブ生配信・一部の漫画全刊読み放題・有料ゲームの無料プレイ、一部の映画無料視聴・等々。
このようなデジタルコンテンツを展開する企業にとっては、この機にユーザー数を拡大できるチャンス。一方、外出を控えている人にとっては家にいても様々なエンタテイメントコンテンツを楽しめて双方にメリットがある。
WEB業界は思い立ったらすぐに行動できるので、このような動きは大変早かった。コロナ騒ぎでみんなが下を向きそうな中、心のゆとりを与えてもらったようにも感じた。
  
このようなWEBコンテンツは主に国からの全国一律の休校要請で学校が休校になり家にいなくてはならない生徒・児童をターゲットに据えたものだと思う。
島根県はこの国からの休校要請には従わず、公立高校は開校、また私の住む松江市も従っていないため、小中ともに開校している。そんな日本国内ではたいへんレアな状況になってしまっているので、WEBコンテンツの期間限定開放によってどのような影響が出ているのかは肌で分からない中だが、「やったー!あの本読めるじゃないか!」と喜んでいる人は多くいると思う。下を向きそうな人に「やったー!」と喜ばすことができるコンテンツを持っているというのは大変強みだ。誰かを励ましたいときに力を発揮する、そんなものを私自身も持っていたい。

(つかさ)

2020-03-18 しまっていきましょう!

約3か月に1回のペースで回ってくるスタッフのひとりごと。
 ネタは色々あるのに今回は筆(ペン)の神様がなかなか降りてきません。これはよい機会だと思い、過去、同じ時期に何を書いていたのか振り返ってみました。
  
・2011(平成23)年「当たり前はこわい」
数時間の停電により生活に支障が。当たり前が当たり前でなくなったとき人って脆いな、という話
・2011(平成23)年「今できること」
 東日本大震災が発生。過去の教訓を活かして今できることを考える、という話
・2012(平成24)年「イイことが起こる」
 入浴時に電気が切れ、水道の蛇口も取れるというダブルパンチを受けつつ、発想の転換でその場を楽しんだ、という話
・2013(平成25)年「いつまでも可愛い!」
 年をとっても弟はいつまでも可愛い存在、という話
・2015(平成27)年「マンホール ふたたび」
 ご当地マンホールに感激、という話
・2017(平成29)年「しまっていきましょう!」
諸々おろそか気味になっているので、新しい年度に向かって気を引き締めねば、という話
・2018(平成30)年「胃カメラ」
 胃カメラ挿入までの心の声を文章にしただけの話
  
 本当に色々と書いていますが、全体的に前向きな感じの内容でした!
 まもなく新年度。
心機一転、締まっていきましょう!

(フル)

2020-03-16 終わりがあることを意識する

私の好きなTV番組の一つに終電を逃した人の家についていき、その人の人生についてインタビューするという主旨のものがあります。その番組を観ていると世の中にはほんとにさまざまな人生模様があるんだということを痛感します。
  
先日放送された回を観て、ふと感じたことを一つ。
その回では50代くらいの男性の家についていきインタビューしていたのですが、その男性は奥さんを癌でなくし一人暮らしをしていました。結婚して間もなく奥さんの病気が発覚したそうで20年くらいの闘病生活の末、数年前に先立たれたとのことでした。闘病中でも奥さんといろんなところに出かけていった思い出を涙しながらも楽しそうに話し、奥さんとの結婚生活は幸せなことばかりだった、そして奥さんは本当に完璧な女性であり大好きだったと話す姿がとても印象的でした。
その姿を観て私は、男性にとって奥さんと過ごす日々が“限りあるもの”だと、早い段階から意識していたことがきっと二人の生活を輝きあるものにしたのではないかと感じました。
  
世の中に永遠などないとよく言いますが、わかっているようでなかなか意識できないものです。今の生活、今いる人、今あるモノが当たり前のように感じ、その大切さに目を向ける前に不平不満を感じてしまうことが私自身よくあります。
送別のシーズン。もうこの人とはお別れだと思うと一気に切なくなったり、その人の存在の大切さに改めて気づかされる、という経験は誰しも少なからずあるのではないでしょうか。
きっと同じ生活をするにしても終わりがあるということを意識するとしないとでは感じ方や行動がまったく変わると思います。
自分の人生をより豊かにするために終わりを意識することを大事にしようと感じた出来事でした。

(basa)

2020-03-12 伝えていきたいもの

知り合いから教えてもらった、とある染物屋さんを訪ねたときのこと。
  
創業から100年以上、お店の雰囲気もそれを醸し出していて、入っただけでワクワク。
商品を見せてもらうと、素敵な風合いと商品の多様さにさらにワクワクした。
伝統を生かしつつも、今の時代にあわせた取り入れ方の提案がされていたのも印象的だった。
  
商品を迷いながら見ていたら、「よかったら作業場を見ていかれますか」の一言。
突然訪れたのにも関わらず奥の作業場へと案内いただき、ご主人が親切丁寧に行程などを教えてくれた。内容は書ききれないので割愛させていただくが、とても興味深かったのは言うまでもなく、説明を受けた後に再び見た商品はより愛おしく感じられた。
  
最近では染物屋自体が減っており、全国から染色の発注があるそうだが、染物に限らず、貴重な「職人」といわれる方々が減ってきている。
職人技を受け継いでいくことも大変なものがあると思うが、このような職人さんがいるからこそ、技が受け継がれ、素敵な工芸品などが出来上がるのだということ、私たちは知って意識して伝えていかなくてはと感じた1日だった。
  
何より、突然の訪問者にここまで対応してくださったこと、本当にありがたかった。島根ってこういうところがいいよなぁと感じた出来事でもあった。
今度は染物体験に行こうと思う。

(さん)

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