定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
毎日暑いですね。
少しでも皆さんに涼しくなってもらうために、今回は怪談をお話ししようと思います。
どちらも友人、知人の実体験に基づくものです。
多少の伝達ズレはあるかもしれませんが、できるだけ聞いたそのままを書きます。
〇Nさん(20代女性)の体験
夜間に友人と3人で、地域で有名な”出る山”へ車で向かった。
反時計回りに、らせん状に上っていく山だった。
小雨が降っていた。
しばらくは何もなかったが、半分と少し登ったあたりでカーナビの様子がおかしくなる。
右はひたすら崖なのに、「右方向です、右方向です」と音声が繰り返すのだ。
だんだんと怖くなり、引き返すことに。
山を下る途中、雨だというのにランニングをしている男性が居た。その男性も下っていた。
白いカッパのようなものを着ていた。
夜間でとても暗い山、しかも雨なのに…。
登ってくる途中にこんな男性居ただろうか…?
この時点でとても怖いのだが、もっと怖い体験をする。
もうしばらく下ったところで同じくランニングをしている男性が現れた。よく見ると同じ格好をしている。顔はよく見えなかったが、身丈などのシルエットも同じだった。
先ほどと同じ男性か…?とすると、どうやって車を追い越したのか…?
背筋が凍るような想いをしながらも、何とか下山でき、無事に帰宅できたという。
〇Tさん(40代男性)の体験
10年以上前のこと。夜間に仲間10人ほどで、地域で有名な”心霊スポット”(何かの跡地)へ行った。
自由に散策し、目立ったことは何も起こらないまま帰ろうとしていたところ、仲間の1人の様子がおかしくなった。
うろうろし始め、言葉もおかしく、次第に白目をむき泡を吹きだした。
急ぎ帰り、おかしくなった友人は病院へ。
その後、10年経ったが・・・。
以後については、少しショッキングなためここでお伝えするのは控えようと思います。
どうでしょう、少しは涼しくなられましたでしょうか?
遊び半分で心霊スポットには行かないほうが良いということを学びました。
私はというと、こういった体験はほぼありません。
(特別に怪談が好きな訳でもないし、進んで心霊スポットに行ったこともありません。)
学生時代は怪奇現象がよく起こる寮に住んでおり、周りは金縛りにあっただの、夜中に足音が聞こえただのと言ってましたが、私のところには来ませんでした。
覚悟はできていたのに・・・。
ちなみにその寮では、男子棟が特に”ひど”く、何かが書かれたお札が扉に貼ってある「開かずの部屋」がありました。ある日、そのお札を生徒がいたずらで剥がすと、心霊現象はさらに”ひど”くなりました。相変わらず私の身には何も起こりませんでした・・・
昔はよく、夏になるとこんな話をしていましたね。
今ではほとんどないように感じます。心霊に関するTV特集も減ったような気が。
そう感じるのは私だけでしょうか?
こんな話をする心の余裕が、昔ほど無くなっているのかもしれませんね。
(団十郎)
ある金曜の帰宅時、職場近くに住む親類宅に用事があり立ち寄ったところで事件が発生しました。
明日は休みという浮かれた気分もあり、ちょっとした買い物などもしていました。
駐車場で車を降り、すぐ戻るからとそのまま何も持たずにドアをパタン。
すると、何やら「ガチャッ」という不穏な音が。
え?まさか?と思ってドアを開けようとするが、完全にロックが。
なぜ…どうして…どうしよう…
ここからが大変でした。
なんせ何も持たないまま車外に出てしまい連絡先一つわからないという自分のつまらなさ。
自宅まで遠い。
車内には要冷蔵品あり。
まずは親類宅で電話を借り家族に電話をかけてみるが、こういう時に限って通じない。
もう営業時間外だけど、車屋さんに電話してみる。
かなり時間はかかったが、なんとか担当の方と話すことができました。
その後、色々な方とやり取りを経て、ロックされて1時間半後に、この日のヒーロー到着。
10分もしない間に「ガチャッ」という心強い音が。
ありがとう…ありがとうございます…感謝しかありません。
この日心に決めました。
まず、保険証はスマホで写真を撮りました。
そして車外に出るときは、どんな小さな用事でも絶対に手ぶらで出ない、最低限スマホだけは手放さないこと。
お騒がせした皆さん、すみませんでした。
そしてありがとうございました。
(mina)
車を洗車しているとアンテナの先にシオカラトンボが止まった。子供のころ親から「トンボを捕まえるには、目の前で指をゆっくりと回し、トンボが目を回したところで捕まえる」と教えられたが、よく思い返してみるとそんなことで捕まえた記憶はなかった。昔を思い返してもう一度試してみたが、トンボは首をかしげて「そんなやり方で捕まるもんか?」と飛んで行った。また帰ってきたが、写真を撮るのが精いっぱいだった。
たわいのないことだったが思わず笑みがこぼれた。
(山ちゃん)
ずい分前にラジオで「旅とは非日常感を味わうことに楽しみがある」と紹介されていました。なるほど確かに、日ごろは自宅と勤務先へ行ったり来たりの繰り返しの日々。時には、ゆっくりと背伸びのできる空間や時間に身を置きリセットするのもいいではないでしょうか。
さて、旅に求める優先事項(楽しみや非日常感をどこに求めるか)は、人それぞれのようです。
宿先の部屋の設備や窓からの眺望を重視する方、いやいや宿は寝るだけ、必要最小限の設備があればそれでいい、そのかわり旅先での食べ物やお酒が最優先だという方、色々です。
今はコロナの影響もあって、遠出ができない時期。こんな時だからこそ、県内でも訪れたことがないなど気になるところを旅先に選んでみてはいかがでしょう。
私も、いつも通過するだけで泊ったことのない場所を選んで行くことにしました。その地でとれるおいしい食材も楽しみだし、由緒ある建築物にも足を運んでじっくりと眺めようかなと今から楽しみにしています。今なら県民にお得なチケットも販売されていますよ~。
(青蛙)
私は今40代ですが、1980年代パソコン通信、1990年代はインターネット、2000年入ってすぐに黎明期のSNSや動画サイトに手を出し、普及していく様やサービスの変遷を見てきました。と同時に、情報入手のツールとしてテレビ等→WEBサイト→SNSという変遷も見てきました。
変遷の際、新しい分野が立ち上がるときは、利用者にもその分野に関する一定の知識が必要になることが多いため、必然的に割とスキルの似通った人たちが集い、作り上げる一定のルール(マナー)に基づき運営されるため、当初は信頼できる筋から情報を得やすいことが多かったように思います。
しかし、普及していくと色んな人が入ってきます。一時期は大変便利なものとなるのですが、「色々なユーザーのニーズを拾う」→「サービスの複雑化」→「サービス維持のために運営の収益が必要」→「新たな層のユーザー獲得」(以降同様サイクル)という流れになることが多いです。
ユーザーの質・情報の質は変わっていきます。当初とは全く違う層になっていくことも少なくありません。もちろんいい意味で進化するケースもたくさんあります。
しかしSNSは未成熟な分野、まだ多くの課題を持っています。
SNSは情報が早いし多くのリアルな情報が入りますが、信頼できる筋を探すにはテクニックが必要なツールです(もちろん、信ぴょう性の高いオフィシャルな情報もたくさんあります)。
そしてへたれながらネットとは長く付き合ってきた私でも、そのテクニックは難しいと感じています。結局は様々なメディアや情報ソースを見ないと何とも言えないことが多いですし、そもそもそれでも本当のことは分からないことが多くあります。
自分の経験や頭で考えて仮説を作り、それを色々な情報で検証していくことが結局のところとても大事です。この筋の情報は割と信用できるな、自分の考え方はちょっと世間と違うな等が分かってきます。
私たちは自分の頭で考えることのないままSNSで右左、ステレオタイプになっていないだろうか、偏見や先入観が他人によって作られてはいないか、事の真はどこにあるのか、自分はどう考え人はどう考えているのか。
財団の社是の一部「正確な情況把握と的確な判断に努めます」とあります。これは組織としてだけではなく、一人の責任のある大人として気を付けていきたいことです。
(つかさ)