定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
梅仕事。
皆さんは今年、お仕事されましたか?
梅雨時、夏に向けて何かと気ぜわしいこの頃。
少しおっくうなのですが、やってしまうのが「梅仕事」
今年は知人に梅をたっぷりいただいたので、梅好きの友人達にお裾分けしながら
手元に残ったのが6キロ!!
不格好だけど愛おしい「梅ちゃん」たちが我が家にやってきました。
まずは家族が大好きな【梅干し】づくり。
塩は長崎県の五島灘産。ミネラル豊富で味もまろやか。
最後にやはり島根半島産の藻塩を振り入れます。
こうすることで、さらにミネラルとうま味を強化させます。
次に【梅シロップ漬け】。疲れた時に、甘味とクエン酸を求めて年中食します。
最後は【梅ビネガー漬け】。我が家の子供たちの夏の最強ジュースです!
シロップ漬けのお砂糖は、氷砂糖ではなく沖縄県の喜界島産の黒砂糖。
コクとうま味がとにかくすごいのです!
ビネガー漬けは米酢と黒砂糖を使います。
以上は、あくまでも自己流の自己満足ですので、おススメなどではありません。
こんな風に、梅雨の合間の時間を愉しみながら過ごしている今日この頃です。
これを読まれているあなたにも、爽やかな風が届きますように。
(グリーンアップル)
暑い日が続いています。
定住財団も日によって扇風機をつけたり、エアコンをかけたりしています。
毎年熱中症になりそうになるのですが、
この夏はなんとか乗り切りたいと思っています。
私の対策
・水分をとる
・塩分をとる
・適度に座る
・休憩をとる
・睡眠をとる
・体を動かす
みなさんも体調にお気をつけください。
(じゃーめい)
「働く」ということを、改めて考えさせられる出来事が、このたび身近にありました。
発端は、しいたけの植菌作業。甥っ子が、祖父にあたる私の父親から依頼され、原木に菌を植え込み、その報酬で初めて購入したものが、一本千円のシャープペンシルだったというのです。
通常百円程度のものに千円も使った!?と驚きましたが、さらに驚いたのは、その後の甥っ子の姿。そのシャープペンシルを使いだした途端、自ら進んで勉強をするようになったそうなのです。
初めて自分で稼いで手にしたお金で、自分で大切に選んで買った一本のシャープペンシル。それは、単に「ものを書く道具」ではなく、「働いて、人から認められ、その結果、手にしたもの」で、甥っ子の自分自身への信頼感や、有用感や、肯定感を、具現化したものだったのかも、と感じました。
世の中の隅っこで働きだして、かれこれ四半世紀。「働く」のは、まずお金を得て、日々の暮らしを成立させるためなのだけど、その過程でまがりなりにも人様のお役に多少立てたかな、と感じることができる瞬間は、お金には換算できない満足感をもたらしてくれます。
甥っ子の千円のシャープペンシルに匹敵するものを、心の中心に大事に抱きつつ、もうしばらく続きそうな「働く」時間を、一つひとつ積み重ねていきたい、と感じました。
(でんでんむし)
息子(2歳5か月)の神楽熱が凄いです。口癖は「エイシャー(神楽を舞うこと)して~」
浜田の保育園で覚えて帰ってきて、それから家で起きているときの8割(本当に)が、
YouTubeで石見神楽を観るか、そこら辺の棒的なもの(お玉とかリモコン)を手に、
見よう見まねで舞うかで過ごしています。公園に行っても木の枝拾ってずっと舞ってます。
東部出身の両親からしたら、石見神楽がここまで石見地域の子どもたちの憧れであり、
ヒーローであり、日常だとは思いませんでした。
公演情報を調べ息子を連れて行くと、もの凄くキラキラした目で観ているかと思ったら
「おっちゃんじょうず~」と上から目線の感想もあり。
この姿を見て、伝統芸能や地域行事って残していく必要があるんだな~と、思いました。
財団の行う地域づくりも回りまわって、どこかの子ども達の思い出になれば良いなと。
帰宅後、iPadで神楽を見ながらずっと「ほんものみた!」と言ってたり、
帰りしなに買ってやった100均の扇子は1日で破壊。刺激になったようで良かったです。
いつまで神楽熱が続くかわかりませんが、とりあえずは存分に付き合っていこうと思います。
アンパンマンのアの字もなく、家に神楽グッズが増えていく・・・
赤白緑の紙切れが床にたくさん落ちている・・・
※写真は神楽の演目「鍾馗(しょうき)」の輪を買ってやったときの様子。親バカすいません。
(ハレルヤ)
最近、とても尊敬する先輩にお勧めされた本に
山崎亮さんの「縮充する日本」という1冊があります。
山崎亮さんは、今の日本が向き合っている課題は「縮小」ではなく
「縮絨(しゅくじゅう)だ」と書かれています。
縮絨(縮充)とは、縫製用語で、綿などが使用していくにつれて
繊維と繊維の間が縮み、だんだんと密度が濃くなり、
緊密になっていくさまのことを言うのだそうです。
「縮小ニッポンではなく、縮充ニッポンであり、
人口減少社会を迎え、社会はより緻密に、近接化している」のだそう。
合理化の弊害として顕在化してきた「分断社会」が
人口減少とともに壁を溶かす必要性が出てきており、その必要性や、互いに関わろうとする力は
今まさに分断社会を超えようとしているのだそう。
「参加」という市民の姿勢が、政治・福祉・アートなどあらゆる分野で生まれていて、
多様な関わり方を可能にしていて、必要とされているとのこと。
この本を読んで、
私の中で、縮小ニッポンは悲観的なものだけではなく、
縮充という視点で見たときに希望として映ってきています。
先輩の尊敬度合が更に高まった、そんな1冊。
またことあるごとに読み返してみたいと思います。
(珈琲うどん)