定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
「立冬」
先日、テレビから流れてきたこの言葉を耳にして、
思わず「え~っ、もうそんな季節!?」と声に出してしまいました。
あの暑い暑い夏を乗り切って、やっとほっとする季節になって、
これから秋が深まっていき、紅葉の季節を楽しみたいと思っているのに…。
暦の上とはいえ、何かピンとこないままでした。
それから数日経ったある日、9号線を車で走っていました。
宍道湖の西側、田んぼが広がっている景色にふと目をやると、
白い姿のものがたくさん田んぼの中に…。
それは、餌を探しついばんでいる様子の、十何羽もの白鳥の姿でした。
毎年この季節に、冬の訪れがそう遠くないことを知らせてくれる使者たち。
ありがとう、今年も来てくれたんだね。
車を止めて眺めていたいのを我慢してそのまま走りながら、
すごく幸せな気持ちになりました。
「そうか、もう、そんな季節なんだ。」
「そうか、立冬なんだ。」
(リーブス )
定住財団には、年に数回、県内の高校生が総合学習の時間を利用して、「U・Iターン」「移住、定住」をテーマとした学習のため定住財団に来てくださいます。
財団の想いや考え方、具体的な取り組みを、メモを取りながら真剣に聞いてくれる生徒さん。自分が高校生の時には「島根を早く出て都会に行きたい」一心でいたなと思いながら、そういった私の本音も隠さず、今、自分が関わっていることをお話しさせていただいています。
そんな中、今年、お話しさせていただいた松江北高校の生徒さんが、「松江をU・Iターンで活気ある地域にしよう!」というテーマで、U・Iターンを促進するポスターをデザインされたと、とても嬉しいご報告をいただきました!
島根大学に掲示してもらうことを目標に活動を行っておられるそうです!
とても素敵なデザインです。
『自然は娯楽』
いわゆる娯楽施設は世の中に数あれど、自然こそ最大の娯楽で、島根ならその娯楽を存分に楽しめる。
短い中に色んな想いが詰まった言葉ですね。
今でも、都会に出るメリット、そこでしか得られないものがあるという考えは変わっておらず、今の高校生が都会に出たいという思いがあれば、応援したい気持ちでいっぱいです。
ただ、一度都会に出ても、いつでも迎えてくれる地元があることを忘れないでいてほしいです。
いつか、今の若い人たちが娯楽に満ちた(自然豊かな)しまね暮らしを選んでくれることを期待しています。
その時はぜひ、ふるさと島根定住財団にお気軽にお越しください!
(きょ)
“人生を豊かにするには感性を磨き続けることが大事”、テレビで誰かがそんなことを言っていて、そのための方法として生(なま)の芸術に触れることをおすすめしていました。
貧乏性の私はいままでの人生で舞台を観に行ったり、アーティストのコンサートに行ったり、映画をDVDじゃなくてちゃんと映画館で観たり、そういったことに対してどうしても財布の紐が固くなり数えるほどしか行った記憶がありませんでした。
そんな私が冒頭の話に感化されて「よし!これからは積極的に観にいこう!」と思い立ち、勢いでいくつかのコンサートを予約したのが2019年のことでした。その直後にコロナが蔓延し、予約していたものは全て中止になりました。完璧に出鼻を挫かれたというやつでした。
あれから3年がたち、状況も変わりwithコロナの生活でまた生の芸術に触れられる機会が増えてきたにも関わらずしっかり持ち前の貧乏性が発揮され、なかなか行動に移せていませんでしたが、先日ふと立ち寄ったショッピングモールで大好きな石見神楽がやっていて、あの独特な八調子のリズムにまさに心が躍りました。生だからこそ感じる演者の息遣いや躍動感。思いがけず生の芸術に触れてやはり生っていいなと思いました。また、先日はテレビで活躍する講談師の講演を観にいきました。講談を詳しくは知らず興味本位で行ったのですが予想以上におもしろく、プロの噺家の凄さを見せつけられました。今月は一つ演劇を観にいく予定です。
他にも自然と触れ合ったり読書をしたり、感性の磨き方は色々あるかと思いますが今後も財布の紐と相談しつつ、こういった機会を積極的に取っていけたらなと思っています。
(basa)
先日、地区の公民館での文化祭(作品展)に合わせて夜に小学校の校庭で行燈点灯式が行われました。近くの松江工業高等専門学校、島根県立松江清心養護学校の協力を得て、こどもたちが作った行燈が並びました。
生馬小学校は松江市内にありながら、各学年1クラスの生徒数100人あまりの小さな学校で、「みんな友達・みんな知り合い」の校区です。この良さを充分に生かして未来ある地区になるよう願いました。
(あっちゃんおばあちゃん)
先日、天気が良かったので、妹と一緒に地元を散歩しました。
懐かしの母校やよく遊んだ公園などに寄り道をしつつ、
最後に到着したのが古くからある神社でした。
やはり神社というのは何か神聖な、透き通った空気を感じますね。
しばらく石段に腰掛けて境内の神木を眺めながらパワーチャージをしました。
目を引いたのは「花手水」(神社やお寺にある手水舎の手水鉢に色とりどりの花を浮かべること)です。
コロナ禍での感染対策といった部分もあるのかもしれませんが、
色とりどりの綺麗な花にしばし心を奪われた秋の夕方でした。
(の)