定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
最近耳にした「タイパ」という言葉。「タイムパフォーマンス」の略語で、費やした時間に対する成果や満足度の度合いを表す言葉なんだそうです。
特に若い世代の中で、最近、この「タイパ」を重視する方が増えているそうで、動画の倍速視聴等は当たり前の感覚なんだとか。
昭和生まれの自分の若かりし頃を振り返ってみると、「お金はないけど時間と体力はある」とばかりに、安い鈍行列車で乗り継ぐ「青春18きっぷ」を愛用したり、1ページ分ずつ印刷し1冊ずつホッチキス止めする手作り文集を友達と発行したり…と、決して時間効率優先の行動はとっていませんでした。しかし、その中で得た経験の手触りは、今となってはかけがえのない思い出の一部です。
現代の若者と自分自身の若い当時を比較して、決定的に違うと思うのは、周りにあふれる情報の量。SNSの浸透により誰もが情報の発信者になれることで、リアルもフェイクも混在した幾多の情報がひっきりなしに生まれ、その差配に振り回されることもあります。
そうした状況の中では、「何に時間を費やすか」の判断が、時として「そこにいくら支払うか」の判断以上に重い意味を持つことは理解できるように思います。
ただし、「倍速する中で失うものもある」という観点も、本当に豊かな時間を得ようと思った時には大切な視点のように感じます。「無音や行間の中で表現されるもの」の味わいは、倍速・省略する過程では体験できません。
「効率を求めない中の豊かさ」、さらに言えば、「効率を求めないからこその豊かさ」が、確かにそこにあった。……というのが、昔々の思い出を手繰り寄せる中で思う実感です。
(でんでんむし)
年の瀬も押し迫ってきました。
毎年思うことですが、本当に一年経つのが早い!
特にコロナ禍では遠方への旅行はおろか友人との会食すら憚られ、
ここ数年は「何もしていないのに1年が過ぎていく」といった感じです。
(もちろん、別の楽しみを見つけた方もたくさんいらっしゃると思います)
実は私、誕生日が1月1日なのです。
そこであと10日に迫った誕生日に向けて、
『1月1日誕生日あるある』を紹介します。
・クリスマスと誕生日のプレゼント、お年玉をまとめられる
・子どもの頃は年中無休のスーパーやコンビニがなく、
お店が開いていないため、ケーキなどを買うことが出来ない
・年賀状に、誕生日と新年のおめでとうがまとめて並ぶ
・そもそも学校や仕事は休みで、声をかけられることがない
・正月準備に忙しい家族からも忘れられがち
こうやって書き出してみると結構悲しいエピソードが多いですね・・・。
でも何よりおめでたい印象があるのと、
インパクトの強さから話題にしてもらえることも多いのでありがたいです。
いくつになっても誕生日は嬉しいものですね。
(R)
コロナ禍もついに3年たつが、感染者数はいまだ収束せず、一進一退を繰り返している。厚労省の指針でようやく屋外では原則マスク不要となったが、外を歩けばまだ皆マスクをしている。
一方、レストランや居酒屋に入ると、マスクをはずし大声で談笑する景色が復活してきた。飲んだり食べたりする時は当然マスクをはずすし、自ずと会話もはずむ。これが人間というものだ。
ところが、一歩店外に出ると人の目を気にして反射的にマスクをしてしまう。感染リスクとしては店内の方がよほど高いと思うが、店内でははずし外ではつける。逆ではないか。マスクをすることがもはや形骸化しているように思える。
厚労省のお墨付きもあるので、「ではまず私から」と率先して屋外ではマスクをはずそうと思うのであるが、いざ、屋外に出るとやはり人目を気にしてマスクをしてしまう。
この季節は防寒のためにマスクをしていることもあるので別の意味ではずしづらい。
こんなことを気にせずマスクの着脱が自由にできる世に早く戻ってほしいものだ。
(ダボ)
何を隠そう、お餅がとにかく好きな私。
冬は、鍋やお雑煮、ぜんざいなど餅をたくさん食べても許される素晴らしい季節です!
島根のお雑煮は醤油のすまし汁に丸餅を入れ、たっぷりの餅海苔のみをトッピングした
シンプルなものですが、だからこそ、島根の餅(米)のクオリティの高さが引き立ち、
ほんっとうに美味しいです。
また、「もち街」という餅好きにとっては狂喜乱舞!の催しもあります。
「もち街」とは…
出雲市平田町の木綿街道で2月に開催されており、街道沿いの飲食店やお醤油屋さん、
平田高校の生徒さんの出店など、バリエーション豊かな何十種類もの餅料理が用意され、
つきたてのお餅を味わうことができ、地元の方との交流もできる最高のイベント。
私が餅30個を完食し胃が餅と化した「もち街2020」以降、開催されていないようですが、
今年こそ、餅好きの胃と心を満たす「もち街2023」に行けることを心から願っています。
(たつこ)
我が家では毎年12月が近くなると、サンタさんへの手紙を書くことにしています。
クリスマスに確実に欲しいものをもらうためにはとても必要なことなので。
「そろそろ書きなよー」と子供達を急かしていると、下の子から
「姉ちゃんはサンタの手紙にURL書いてたよー」と。
そう、最近の子供達のほしいものは近くのお店にあるものではなく、インターネットの力を使わないと確保ができないものなのです。サンタさんはインターネットの力も使いながらプレゼントの準備をしているのでしょう、きっと。
にしても、サンタさんへの手紙でとうとう通販サイトの商品ページのURLを指定するようになるとは…ファンタジーの世界とテクノロジーの世界がごっちゃごちゃだななんて思いながら、上の子の書いた手紙を見ると…
そこにはURLではなく長年にわたるサンタさんへの感謝の言葉が…
そっか。もう色々とわかる年齢だもんね。当然だよね。
サンタさんも長い間ずっと楽しませてもらいましたよ!
(りんご)