スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2021-06-30 生きていくこと

 コロナ禍で解雇を経験し、
 帰省もできないなか、たった一人で不安と向き合い、
 それでも愚痴を言わず(少しは言ってたかも)求職活動し、
 全然違う分野の仕事を黙々と都会でやっている姪。
 私は、あなたをとても尊敬しています。

 「こんな生き方もある」
 ふと、亡き父が良く言っていたフレーズを思い出しました。

(貴)

2021-06-29 高校生・保護者の皆さんへ

少し前のことですが、ある高校の生徒さんに進路についてお話をする機会がありました。対象は、高校1年生。皆さんに希望する進路を聞くと、専攻は定まっていない人がほとんどでしたが、進学や就職を希望する先は、ほぼ全員が県外、都会でした。その理由は、都会への憧れや島根にはよい就職先がない、というものでした。
  
私も都会に憧れて東京に進学し、いわゆる大企業に就職した身なので、その気持ちはよくわかります。また、島根県の最低賃金や一人あたりの県民所得額は常に低いので、島根の経済的水準は低いと思っていました。
  
しかし、最近、国の統計調査を目にして、それは単に私が思い込んでいたイメージであって事実は違っていたかもしれない、と思うことがあったので紹介します。
  
給与から税金や社会保険料等を引いた額、いわゆる手取り額を「可処分所得」といいますが、
国の統計調査(2人以上の勤労者世帯)では、島根県は約41万円で、なんと全国13位となっています!
  
さらに、各都道府県の上位40%から60%の世帯(中央世帯)に絞り込んだ可処分所得になると、約37万5千円で26位にまで落ちますが、広島県(約37万7千円・25位)とほとんど変わりません。また、兵庫県(約37万4千円・28位)や大阪府(約35万2千円・37位)よりも上位にいます。
  
一方で、生活する上で最低限必要なお金(「基礎支出」・食料費+家賃+持ち家の帰属家賃+光熱水道費)を見ると、東京都(約19万9千円)を筆頭に神奈川県(18万2千円)、埼玉県(17万5千円)、千葉県(17万4千円)、京都府(16万9千円)、大阪府と兵庫県(ともに16万2千円)と続き、首都圏や関西が上位を独占しています。
  
そして、中央世帯の可処分所得から基礎支出を差し引いた額では、島根県が約22万5千円で22位なのに対し、埼玉県は22万4千円で23位、広島県は21万9千円で30位、千葉県が21万千円で34位、東京都が19万3千円で42位、大阪府は19万千円で44位となっているのです。
  
さらに、そこから各県の通勤経費(例:東京都5万8千円・1位、神奈川県5万6千円・2位、島根県1万7千円・41位)を差し引くと、埼玉県が17万9千円で38位、神奈川県が16万5千円で43位、千葉県が16万2千円で44位、大阪府は15万円で45位、そして東京都は13万5千円で最下位なのです。
  
これに対し、島根県は20万8千円で17位に順位を上げています。
  
その他に、生活時間については見ると、島根県は労働時間の短さが全国5位、通勤時間の短さは全国2位、睡眠時間の長さは全国5位、ゆう活時間の長さは全国2位となっています。
  
仕事や通勤にかける時間は極めて短いにも関わらず、それなりの所得を得て、余暇や睡眠の時間を十分に確保しながら生活ができている、とも見えるこの数字と、「島根には仕事がないから、都会へ」というイメージがとあまりにかけ離れており、正直驚きました。
  
別の調査では、地方出身者で東京に就職した若者のうち、約半数が「生活コストの高さ」や「都会での暮らしに疲れた」との理由で、東京から出たいと考えているという結果が出ていますが、それも腑に落ちた気がしました。
  
調査の数値が全てを正しく物語っているとは限りませんし、都会を志すことがいけないとも思いません。が、漠然としたイメージだけで進路を決めて、後々かえって大変な思いをすることがないように願っています。
  

(創)

2021-06-28 悪癖

私は楽器の演奏が好きである。
日がな一日演奏にふけることもしばしば。
しかし、かけた時間の割に腕は一向に上がらず、Youtubeで公開されている上手な方の演奏動画を見ては、自分の下手さ加減にがっかりする日々である。
  
先日、そのYoutube演奏動画を流していると、初心者向けのハウトゥー動画がたくさん公開されていることに気がつき、それ以降初心者向け動画を何度も見ている。
見ていてびっくりしたのだが、自分ではできていると思っていた基本的なこと、例えばフォームであるとか、指の使い方であるとか、更には練習の時間の使い方等、我流でやってきたことが基本とかなり違っていた。
  
特にフォームについては、正しいフォームというものがあるのだが、よくやりがちな間違ったフォームとしての例に私は該当していた。
正しいフォームとは、パフォーマンスが最も効果的になるような理論や先人たちの経験に裏付けされたものなのだと思うので、とても大事である。
正しいフォームで難しいフレーズを演奏してみると、なるほど確かに運指が楽だし音が綺麗になる。
  
今更間違いに気が付き、動画を見ながら先日から正しいフォームを意識するのだが、これが難しい。
何せ長年間違ったことをしていたが為に変な癖がついてしまい、とっさのときについついその癖が出てくる。
その動画の冒頭で講師の方がこう言う。「間違ったやり方をずっとやって、時間だけかけて満足してませんか?せっかく努力してもどこかで破綻しますよ」
全くその通り。
我流でどこまでも登っていける天才なら良いのだが、多くはそうではなく、私も後者。
  
そして悪戦苦闘をしながら、こうも思う。
「いやいや、これは演奏だけじゃないぞ」と。
正しい知識や経験に裏付けられた、正しいやり方というものは仕事でも何でも存在する。
今回気を付けねばなと思ったことがある。それは間違ったやり方を延々とやって、悪い癖になってしまい、それに気が付かずただ一生懸命やって、自己満足してしまうことだ。
そして、気が付いたら悪い癖の塊になり、時間をかけたことで意固地になって正しい形に変えることができなくなってしまうことだ。
  
悪い癖がつかないよう、謙虚に基本を知り、日々立ち返ることがとても大切なのだと。
嫌いな基礎練習もこれからは常にやっていこうと、ようやく諦めがついたのであった。
  

(つかさ)

2021-06-25 なかなか来ない今度

梅雨の時期で毎日ジメジメ・ムシムシして、心もジメジメしそうな今日この頃。こんなマイナスな心を払ってくれる楽しみがあります。それは、美味しいものを食べに出かける!です。
自転車で通勤中、道中に焼き鳥屋があり、毎日その前を通ります。
仕事が終わって、帰り道、そのお店の近くに来ると、炭火焼のいい香りが・・・!
お店に近づくにつれ、その香りはより強くなっていき、お腹が空いている自分の食欲が爆発しそうに・・・!
「大好きなセセリを食べたい!いやいやここは、ボンジリでしょ!レモンサワーも飲みたい!うーん・・ハイボールも捨て難い・・!!」
そんなことを思いながら、自転車をこぎ帰ります。
でも、一度家に着いたら「あー、やっぱり今日はいいかなー」と出かけるのが面倒になってくるのです。
仕事終わりにそのまま食べに行けば良いのになぜかそうしない自分。
ま、今度行けばいいかな。とその日は行くのを諦め、過行く日々。
何度、今度行こうと思ったでしょう。
行く気になる未来の自分に期待して、なかなか来ない今度を楽しみにしながら日々過ごしています。
  

(くぅさん)

2021-06-24 自粛期間が長引く中で

自粛期間が長引く中で、これといった趣味もない私は、ある資格の取得を目指し勉強を始めることにした。
授業はオンラインで受講し、ひたすら過去問題に取り組む日々。
とはいっても、学生時代からブランクがあり、習慣もなくなっている。
自宅学習は、始めるまでになかなか重い腰があがらない。
世の小中学生たちにも馬鹿にされそうな内容ではあるが、以下のルールを設けることにした。
①学習時間は休憩を挟みながら細切れに(学習50分、休憩10分×〇回)。長時間の学習は避ける。
②休憩時間の度に、自分へのご褒美(=お菓子を食べる、PCで短い動画を観る、好きな有名人のTwitterチェックetc)を設定する。
  
この学習方法、なかなか良いです(まだ結果は出ていませんが)。
学生時代の自分はただやみくもに取り組んでいたような気がするので、当時の自分に教えてやりたいくらいだ。
でも大人になったからこそ、自分なりの楽しみがご褒美になっているのかもしれない。
・・・あ、思い返せば、当時もお菓子は食べていた。そして、PC動画やTwitterは存在すらしなかったという事実。

(R)

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