定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
読書は好きです。
しかしながら、日常の中で読書するのは意識して時間を取る必要があるように感じます。
久しぶりに休日に「読書のための時間」を作りました。
じっくりと味わいながら読み進め、気づけば2時間ほど、読みふけっておりました。
物語仕立ての中に示唆に富んだ英知が含まれており、とても有意義な時間を過ごすことができました。
読書のための時間は自分のための時間でもあると感じ、これからも大切にしよと思いました。
読書の時間、おすすめです。
人生のプラスになる時間だと感じました。
(オレンジ)
財団で勤めるようになって、少しずついろんな仕事をやるようになってきた。
これまでは一人でこつこつやる作業的な仕事が多かったが、ここへ来てから「みんなで働く」ということを意識するようになってきた。
それでもこれまでの自分の悪い癖からか、周りの皆さんが自分の仕事で忙しそうにしておられると「手伝ってください。」がなかなか言えない。なんでもかんでも自分で背負い込んでしまう。
そんな私を見かねてか、財団にはちょうどいいタイミングで声をかけてくださる人がたくさんおられる。「手伝おうか?」ありがたい。本当にありがたい。
さらに財団には、私が勝手にスーパー助っ人と呼んでいる人が何人もおられる。言ったり、頼んだりしたわけでもないのに、準備や片づけのときに「そろそろ始まるかなって思って。」と言ってさりげなくスタッフに紛れて手伝ってくださる。ありがたい。心の底からありがたい。
ふと自分に振り返ってみると、これまで私は周りの人に「一緒にやりますけん、いつでも言ってくださいね。」と声をかけていた気がする。これは一見いいように思えるが、その仕事をいざやろうと思った時に、その人が忙しそうだったら、おそらくお願いしないだろう。要はタイミングなのだ。
助けてもらうと、今度は自分が恩返ししたくなる。周りをよく見てさっと手伝える、そんな気の利く人にはなかなかなれないが、でもこの「ありがたい」の和がすこしずつ広がって、みんながもっと気持ちよく働ける職場になるようにできたらいいなと思う。
今回いろんな仕事をさせてもらう中で強くそれを感じた。そして職場だけでなく、地域や島根にそれをまた少しずつ広げていくことができれば、もっと住みやすい、住みたくなる島根県になっていくのではないか、と大きな一人野望を抱いて、今日もみんなと働くことを頑張ろうと思っている。
(こはるとてん)
雨が続くかと思ったらそうでもなかったり、梅雨なのかもう明けてしまったのかよくわからないような日々ですが、最近アジサイの花を見るのにハマっています。
地元に帰った時など、出掛けた先で綺麗なアジサイの花を見かけるとつい写真を撮ってしまいます。雨が似合う花という珍しさと、あの絶妙な色合いに惹かれます。色味も様々あると思うのですが、私は青~紫の間くらいの色がとても美しく感じます。
漢字で書くと「紫陽花」…これもまた素敵だな、と思ってしまいます。
「アジサイ」の語源について少し調べてみると、有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」がなまったとする説だそうです。
日常には様々な美しい色が溢れているということを常に感じながら過ごせて行けたらな、と改めて思いました。
(の)
「おかあさん,さっきね,どうぶつがいたよ。」
「どうぶつ??なにがいたの?」
「えーとね・・・・かんがるう。」
「カンガルー???」
買い物から帰ると,庭で遊んでいた娘(まもなく3歳)がこう言うのです。そばで一緒に遊んでいた息子(3年生)に話を聞くと,どうやら庭を茶色い動物が横切ったようです。色や大きさからヌートリアではないかとのこと。近くにはまだ田んぼもあり,水路でヌートリアを見かけたという話を聞いたことがあります。息子もよく外で遊んでいるので、祖母からヌートリアが出た話は聞いていました。
犬やネコが出てくるなら分かるけれど、まさか「カンガルー」が出てくるとは思わなかったので、家族みんなが大爆笑!!「ヌートリア」なんて聞いたことないもんね…
毎日慌ただしい我が家。休日も子供たちの習い事や地区の行事参加で、休日も休みにならず、バタバタとしていた私をちょっと立ち止まらせてくれる、ほっこりした出来事でした。
やさしいお兄ちゃんは「カンガルーがいたの?」と大好きな妹の話に乗っていました。子どもの豊かな発想、突拍子もない発言や子どもたち同士の会話、ちょっと手を止めて耳を傾けると微笑ましく、吹き出して笑ってしまうことやびっくりすることも多いですよね。
(misora)
「情報拡散がツイッター並み」、「若者会の最年少が60代」、「車で移動すると行動がばれる」、「野生動物との仁義なき戦い」───これは、奥出雲町のNPO法人ただもさんが、ワークショップの意見をもとに構成された「奥出雲自虐カレンダー」での「奥出雲あるある」です。当財団のUIターン定着支援交流事業の一環で作成されました。
内容を見てみると、それは決して奥出雲に限った事ではありません。島根の農山漁村部に広く共通する「田舎あるある」で、都市部からUIターンされた場合、時に、強いカルチャーショックの要因となることもある事柄です。
ただもさんは、UIターン者6名を交えた計20人の参加者と共にワークショップを開催し、「移住して初めて気づいたこと」、「困ったこと」等を「奥出雲あるある」として出し合い、共感度が高いものについてピックアップした上で、解決策等まで話し合いました。
例えば、上記の「あるある」に対する解決策では、「良い情報を広める意識を高めよう」、「既存の若者会でなく、さらに若い会を立ち上げよう」、「白の軽にしたら紛れます」、「共に生きる道を模索しよう」等が示されています。
課題を指摘して終わるのでなく、自分たちで考えられる解決策まで検討することで、主体的かつポジティブにその現状と対峙していく姿勢を示されている点が、とても素敵だと思いました。
閉鎖的な田舎では、時に率直に意見を言うことを躊躇する空気を生むことがありますが、今回のようなワークショップをとおして、地域のことに関して、誰でも自由に、気軽に声をあげ、その結果、自分と同じ思いを持つ人がいる事実に気付けることは、とても勇気づけられ、安心感や仲間意識の醸成にもつながることだと感じます。
「自虐」と銘打たれた活動でしたが、今住む地域を自分の視点で見つめる行為が育む「理解」と「共感」が、自分自身の根を強くし、「自己肯定感」を高めることにもつながるんだと教わった、「あるある」でした。
(でんでんむし)