定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
昔の話になりますが、地域づくり担当として地域の皆さんとの関わり方に悩んでいた時、お世話になったセミナー講師やNPO法人理事長から「往診しなさい・御用聞きをしなさい」と言われました。
仕事的には本当にその通りなのですが、立場の違う方に同じことを言われたものですから、当時は「これこそ求めていた答えだわ!」とちょっとした感動を覚えた記憶があります。
そして同じように悩んだり困ったりした時の道標として、今でも大事にしていることの一つです。
この1年はコロナの影響で訪問することが憚られ、若干悶々としていました。
今までは訪問のほか、電話やメールを使って対応をしていたし、今年度からオンライン対応も加わっただけなのですが、外に出かけられない(出かけにくい)というだけで、本当に気持ちが…。
私は現場に出ることが本当に好きなんだと、改めて感じさせられた1年でした。
(フル)
二月中旬、邑南町旧羽須美村に二日続けて出かける用事があった。二日間通うのはしんどいし、雪も心配なので、友人のところに泊めてもらうことにした。
友人宅は、築後90年の古民家。これをリノベーションして、数年前から農家民泊を営んでいる。羽須美から車で約10分ばかりのロケーション、いつかは泊まりに行くよと言っていたので、絶好の機会となった。それに当日泊るのは我々だけ。コロナのことも気にかけなくて済む。
夕食は、もちろん山里の恵みがふんだんに使われた料理を用意してもらった。メインは、ジビエ料理。シシ鍋に加えて、なんと「マミ(※)」の塩コショウ焼き!
十数年前に頂いたことがあるから、これが二度目。脂が甘くて、そして案外にあっさりしているけれど、口の中で溶けていく・・・。うまく言い表せないけれど、牛肉とは違った何とも言えない美味しさだ。
シシ鍋にマミ、そしてどぶろく、囲炉裏を囲んで亭主との楽しい語らい。こうしてあっという間にしまね田舎ツーリズムの夜は更けていくのだった。
皆さんも機会があれば、是非しまね田舎ツーリズムを楽しんでみてください。
(※マミとはイタチの仲間、アナグマのこと。ジビエの中でも美味しいといわれている。流通価格を調べてみると結構お高い珍品のようだ。)
(青蛙)
本日2月18日から二十四節気のうちの「雨水」という時期になります。「立春」から約2週間、虫たちが土中から姿を現してくる「啓蟄」を迎えるまでの今の時期が「雨水」です。
空から降ってくるものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる頃だということです。
「月」とともに歩んできた歴史の中で、農耕文化の拠り所として中国で「二十四節気」が生まれ、平安時代に日本に入ってきました。
この頃になると「三寒四温」と呼ばれる気候になり、だんだんと春の気配が感じられ、寒さから解放されるような気分になれる頃です。
新型コロナウイルスの感染が始まってから1年になりました。国内でワクチンの接種が始まることとなりました。行事やイベントなどの開催に試行錯誤の1年でした。新しい生活や活動を生みだした1年でもありました。
「春は選抜から」という言葉が日本では定着しています。いろいろな競技種目で「春高」と呼ばれる大会が昨年は中止となりましたが、今年はこの1年のコロナウイルス感染からの学びを糧として開催され、若者が輝く姿を見られることを願っています。
身体も心もワクワクしながら伸び伸びと活動が始まる「春」はもうそこに来ています!
(Friday)
私の住んでいる地域に、近年ハクチョウが飛来するようになりました。
その河原はすぐ近くなので、休日になると子供と散歩コースで楽しんでいます。
気になるのが、ハクチョウに餌やりをする人たちが増えていることです。
そのため、河原を歩いているだけで、ハクチョウが一斉に集まってくるのです。
確かにえさをやりたくなる気持ちは分かります。
私も餌にあげたくてネットで調べた時に、そもそも餌をやることはよくないとの記事を目にしました。
野鳥は本来厳しい自然の中で、自らエサをとって生きているので、
給餌することで餌を探さなくなり、遠い渡りの旅の途中で弱って死んでしまうとか、
パンなどの加工品を食べたために、餌をためておく器官に有害なカビが発生して繁殖し、
それが原因で弱って死んだという調査結果まで・・・。
このことを知った子供がある日言い出しました。
ハクチョウに「人間は餌をくれない」ということを教えてあげようと。
その日からハクチョウの近くには行くけどエサをあげない、この行動を繰り返しています。
相変わらず餌付けしている人は見かけますが、地道にハクチョウに伝えていくしかないかなと思っています。
本来の生態系に戻って、また来年来てくれますように。
(繋)
朝からくしゃみが止まらない。
すすれど、すすれどお水のように鼻から透明な液体チュルリ・・・
春です。今年もやって参りました花粉症。
体で春を感じられる私って素敵。
しかし今年はいつもと違う。街中や公共交通機関でクシャミをすると何だか人の目が
気になる。
先日も出雲そば屋に行き、温かいお蕎麦を注文。
七味唐辛子をパラパラと入れ、ズルズル…ゲホッ、(しまった!喉に貼り付いたぞ)
ゴッホ、ゴッホと咳き込み、すぐさま周囲のお客様に「すっ、すびばせん(すみません)咽ました」と説明。
咽ました…の先には(私、風邪ではありません=コロナじゃありません)の意思表示。
都会では「満員電車の中は静まり返っており、咳払い1つしようものなら白い目で観られますよ。地獄です。」と相談者から言われた
ここは島根。私の咽込みに白い目で観る人はおらず、その目は(疑ってないですよ)と優しい表情であったが、これから花粉症が本番になる時期。
くしゃみは隠せないが、鼻垂れはマスクで隠せそうである。
(とんぼ)