スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2021-07-02 私の好きな場所「大分編」

ワクチン接種が始まりましたが、なかなか遠出ができないから、少しだけ旅行気分を味わってもらえたら②。5年位前の記録です。
  
一人で旅に出よう!と思い立ち、まだ行ったことのなかった日本有数の温泉地大分県へ。
すごいですね、別府。レンタカーで走ってると、いたるところから立ち上る湯煙を見ることができます。地獄めぐりはコンプリートできませんでしたが、残りは次回のお楽しみに。
温泉街も私が利用した宿も風情があり、いい思い出になりました。コロナが落ち着いたらぜひ皆さんも癒されに行かれてはどうでしょうか。
  
今回は温泉の紹介ではなく、2つの写真で大分県をご紹介します。
1つ目は皆さんご存じ、おサルのシャーロットちゃんです。同時期に誕生された英国王室のシャーロット王女と名前が同じで話題になりました。
場所は大分市にある高崎山自然動物園。飼育されているわけではなく、自然の状態の数百の猿が群れごとに公園まで降りてきます。最盛期は3群あったそうですが、今は2群が交互にやってくるとのこと。たまたま私がいた時にシャーロットの群れが来ており、その可愛さに癒されました。
  
2つ目の写真はバス停トトロ。場所は大分県佐伯市
あの有名な姉妹がバスを待っていました。ちなみにあのジブリ作品は埼玉県がモデルだそうですが、なぜ大分県に?って思ったら、この集落、「轟(ととろ)地区」と言うそうで、そこからこのバス停作ったみたいです。
  
ちょっとしたユーモアと、本当にバス停をつくっちゃうという行動を起こすことで、私みたいな観光客が訪れるんですよね。
島根にいると当たり前でなんとも思っていないものでも、そこにユーモアを掛け合わせて人を呼べる資源にできるんだろうなと、学んだ出来事でした。
  
あれから5年。おサルのシャーロットちゃんも大きくなってるんだろうなぁ。20210702_0.jpg20210702_1.jpg

(きょ)

2021-07-01 オンラインお話会

コロナ禍になってから一気に浸透した「オンラインお話会」というのをご存じでしょうか。
運営主体によって名称はさまざまですが、いわゆる芸能人が行う「握手会・サイン会」のオンライン版のことです。
直接会うことができなくても、Zoomやテレビ電話機能を使って芸能人と交流ができるということで、現在アイドルやアーティストを中心に人気のコンテンツとなっています。
また、今まで直接会いに行くことが難しかった人でも気軽に参加することができるのがオンラインの良いところで、地方に住むファンなど、新規顧客の獲得にもつながってるとのこと。
定住財団でもオンラインでイベントを開催したり、Zoom等で移住相談を行っています。
オンラインイベントでは、遠隔地に住む人同士が交流をすることができ、今までになかった新たな出会いの創出やネットワーク作りにつながっています。
リアルのフェアやイベントにはなかなか参加できない人でも、オンラインで島根のことを知り、それをきっかけに島根のファンになってくれたらいいなと思います。
ちなみに定住財団の職員とのお話会(移住相談)は無料ですので、ぜひご活用ください。

https://www.kurashimanet.jp/event/detail/1086/(事前予約制)
  

(とっとこ公太郎)

2021-06-30 生きていくこと

 コロナ禍で解雇を経験し、
 帰省もできないなか、たった一人で不安と向き合い、
 それでも愚痴を言わず(少しは言ってたかも)求職活動し、
 全然違う分野の仕事を黙々と都会でやっている姪。
 私は、あなたをとても尊敬しています。

 「こんな生き方もある」
 ふと、亡き父が良く言っていたフレーズを思い出しました。

(貴)

2021-06-29 高校生・保護者の皆さんへ

少し前のことですが、ある高校の生徒さんに進路についてお話をする機会がありました。対象は、高校1年生。皆さんに希望する進路を聞くと、専攻は定まっていない人がほとんどでしたが、進学や就職を希望する先は、ほぼ全員が県外、都会でした。その理由は、都会への憧れや島根にはよい就職先がない、というものでした。
  
私も都会に憧れて東京に進学し、いわゆる大企業に就職した身なので、その気持ちはよくわかります。また、島根県の最低賃金や一人あたりの県民所得額は常に低いので、島根の経済的水準は低いと思っていました。
  
しかし、最近、国の統計調査を目にして、それは単に私が思い込んでいたイメージであって事実は違っていたかもしれない、と思うことがあったので紹介します。
  
給与から税金や社会保険料等を引いた額、いわゆる手取り額を「可処分所得」といいますが、
国の統計調査(2人以上の勤労者世帯)では、島根県は約41万円で、なんと全国13位となっています!
  
さらに、各都道府県の上位40%から60%の世帯(中央世帯)に絞り込んだ可処分所得になると、約37万5千円で26位にまで落ちますが、広島県(約37万7千円・25位)とほとんど変わりません。また、兵庫県(約37万4千円・28位)や大阪府(約35万2千円・37位)よりも上位にいます。
  
一方で、生活する上で最低限必要なお金(「基礎支出」・食料費+家賃+持ち家の帰属家賃+光熱水道費)を見ると、東京都(約19万9千円)を筆頭に神奈川県(18万2千円)、埼玉県(17万5千円)、千葉県(17万4千円)、京都府(16万9千円)、大阪府と兵庫県(ともに16万2千円)と続き、首都圏や関西が上位を独占しています。
  
そして、中央世帯の可処分所得から基礎支出を差し引いた額では、島根県が約22万5千円で22位なのに対し、埼玉県は22万4千円で23位、広島県は21万9千円で30位、千葉県が21万千円で34位、東京都が19万3千円で42位、大阪府は19万千円で44位となっているのです。
  
さらに、そこから各県の通勤経費(例:東京都5万8千円・1位、神奈川県5万6千円・2位、島根県1万7千円・41位)を差し引くと、埼玉県が17万9千円で38位、神奈川県が16万5千円で43位、千葉県が16万2千円で44位、大阪府は15万円で45位、そして東京都は13万5千円で最下位なのです。
  
これに対し、島根県は20万8千円で17位に順位を上げています。
  
その他に、生活時間については見ると、島根県は労働時間の短さが全国5位、通勤時間の短さは全国2位、睡眠時間の長さは全国5位、ゆう活時間の長さは全国2位となっています。
  
仕事や通勤にかける時間は極めて短いにも関わらず、それなりの所得を得て、余暇や睡眠の時間を十分に確保しながら生活ができている、とも見えるこの数字と、「島根には仕事がないから、都会へ」というイメージがとあまりにかけ離れており、正直驚きました。
  
別の調査では、地方出身者で東京に就職した若者のうち、約半数が「生活コストの高さ」や「都会での暮らしに疲れた」との理由で、東京から出たいと考えているという結果が出ていますが、それも腑に落ちた気がしました。
  
調査の数値が全てを正しく物語っているとは限りませんし、都会を志すことがいけないとも思いません。が、漠然としたイメージだけで進路を決めて、後々かえって大変な思いをすることがないように願っています。
  

(創)

2021-06-28 悪癖

私は楽器の演奏が好きである。
日がな一日演奏にふけることもしばしば。
しかし、かけた時間の割に腕は一向に上がらず、Youtubeで公開されている上手な方の演奏動画を見ては、自分の下手さ加減にがっかりする日々である。
  
先日、そのYoutube演奏動画を流していると、初心者向けのハウトゥー動画がたくさん公開されていることに気がつき、それ以降初心者向け動画を何度も見ている。
見ていてびっくりしたのだが、自分ではできていると思っていた基本的なこと、例えばフォームであるとか、指の使い方であるとか、更には練習の時間の使い方等、我流でやってきたことが基本とかなり違っていた。
  
特にフォームについては、正しいフォームというものがあるのだが、よくやりがちな間違ったフォームとしての例に私は該当していた。
正しいフォームとは、パフォーマンスが最も効果的になるような理論や先人たちの経験に裏付けされたものなのだと思うので、とても大事である。
正しいフォームで難しいフレーズを演奏してみると、なるほど確かに運指が楽だし音が綺麗になる。
  
今更間違いに気が付き、動画を見ながら先日から正しいフォームを意識するのだが、これが難しい。
何せ長年間違ったことをしていたが為に変な癖がついてしまい、とっさのときについついその癖が出てくる。
その動画の冒頭で講師の方がこう言う。「間違ったやり方をずっとやって、時間だけかけて満足してませんか?せっかく努力してもどこかで破綻しますよ」
全くその通り。
我流でどこまでも登っていける天才なら良いのだが、多くはそうではなく、私も後者。
  
そして悪戦苦闘をしながら、こうも思う。
「いやいや、これは演奏だけじゃないぞ」と。
正しい知識や経験に裏付けられた、正しいやり方というものは仕事でも何でも存在する。
今回気を付けねばなと思ったことがある。それは間違ったやり方を延々とやって、悪い癖になってしまい、それに気が付かずただ一生懸命やって、自己満足してしまうことだ。
そして、気が付いたら悪い癖の塊になり、時間をかけたことで意固地になって正しい形に変えることができなくなってしまうことだ。
  
悪い癖がつかないよう、謙虚に基本を知り、日々立ち返ることがとても大切なのだと。
嫌いな基礎練習もこれからは常にやっていこうと、ようやく諦めがついたのであった。
  

(つかさ)

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