定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
暑い中で開催されたオリンピック東京大会2020が終わりました。コロナ禍であり無観客での開催となりましたが、いつにもまして様々なドラマが生まれました。皆さんはどのシーンが心に残っているでしょうか!
さて、「日本の夏」と言えば!…「どこかの企業の蚊取り線香」というイメージをお持ちの方は一定の年齢以上の方かな…と思いますが、やっぱり「夏の全国高等学校野球選手権大会」ではないでしょうか。
昨年はコロナ禍の影響で開催が中止となりましたが、その感染メカニズムや予防対策などを感染発生から1年半をかけて学ぶ中で、応援団を入場させることが可能となった今年の大会となりました。
さて、日本で育った「野球」というのはアメリカで生まれた「Base Ball」とは違うものだ!…ということをよく耳にします。自己犠牲を伴う「One for All」「All for One」の精神や全力疾走の姿を身に付けつつ、普段の生活を律する活動のなかで技術を高め精神を磨き、人を育てていくというスポーツ感を育んできました。
「型から学んで道を究める」という一種の「武道」とも呼べる競技種目になってきたように感じます。
東京オリンピックで侍ジャパンが金メダルを獲得した際に、王貞治氏が祝辞のコメントの中で「日本の国技ともいえる…」と発言された言葉の裏にはこうした野球の日本での育ち方があったように思います。
私たちは無意識のうちにそんな「求道精神」を感じつつ、どんなスポーツであっても溌剌として活躍する姿をきっと見詰めているのでしょう。「勝っておごらず、負けてくさらず」「敗者を讃える」等の精神に共鳴できる資質が日本人のなかには知らず知らずのうちに育っているように思います。
(Friday)
数年前の夏休み、子供の体験教室があり、迎えに行った時のこと。
終了時間に間に合わず遅れて到着、教室にまだ一人ぽつんと残っている子供が…。
「お迎えもうすぐ来られる?」
と声を掛けたら、不安そうに首を横に振ったので心配になり、携帯電話を
貸してあげて、おうちに電話することを提案。
電話の向こうはお母さん。つながってよかった~と安心して、居場所を
伝えようと代わったところ、
「よけいなことしないで下さい。」とガチャン。
「え?」
いいことをしたつもりが、逆に怒られてしまった。
その子の家を聞いたら、歩いて30分以上はかかるところ。
お母さんからは、歩いて帰るよう言われていたらしい。
そんなに甘やかさないで。送迎できる家が普通ではない。といったところ
だろうか。
こちらがよかれと思い言ったり、やったりすることが、必ずしも親切では
ないと思った出来事だった。
これは仕事にも通じるところがある。
「親切」と思ってやってあげることが、逆にその人のためにならなかったり、
公平性を欠くということにもつながるのではないか、そんなことを感じた
出来事だった。
(繋)
最近の朝のルーティン。
目が覚めると、まずは新聞を取り込み、あちらこちらの窓を開け放し、家に風を通す。
そして涼しいうちに裏庭に行く。だいたい6時前。
頭上に広がる空を見上げ、フェンス越しに広がる日本海に目を移す。
真っ青な夏空、そして穏やかな波形を刻む朝の海。今日もいい天気になりそうだ。
つぎは、裏庭の一角に猫の額ほどの家庭菜園で栽培しているミニトマトの収穫。
最近はうらなり状態なので、吟味しながら熟れたトマトを収穫。
もいだとたんに、トマト特有の匂いが漂う。毎日およそ15個。片手にいっぱいほど。
真っ赤な色に、元気をもらっている。
朝の空気を胸いっぱい吸い込み、「さあ、今日も頑張っていきますか」と自分に声をかける。
※8月9日台風に被害を受けましたが、全滅は免れました。
(青蛙)
先日の新聞にあったが、アルコール飲料の度数表示に加え、アルコールが何g入っているかを表示するものが増加傾向とのことだった。
例えばアルコール度数5%のビール1缶350mlの場合、
350mlの5%は、17.5ml
重さに換算するため、アルコールの比重0.8(アルコールは水より2割軽い)をかけて
17.5×0.8=14g
純アルコールは14g入っていることがわかる。
成人男性の純アルコール摂取上限目安が40gとのことだから、3缶飲んだら上限オーバーとなることがわかる。
度数の低い飲料も数多く飲んだら体に悪いということはわかっていても、それは感覚的なもの。
具体の数字で表すことでわかりやすくなり説得力を増す。
健康診断の問診では、たいていお酒の量を聞かれ、
「ちょっと多いですね」
とか言われ
「はは、これから気を付けます」
などとやりとりしたとしても、本当に気を付ける人はどれだけいるだろう。
それならば、上記数字を見せて、
「あなたの場合、これだけオーバーしているから、リスクがこれだけ増えますよ」
とか言われたほうがずっと効果があると思うのだが。
(蝮)
連日、熱戦が繰り広げられているオリンピック。
8月4日現在、金メダル19個、銀メダル6個、銅メダル11個。金メダルの数は過去最高を更新中です。
メダルの数以上に感動が積み重なっていきます。
柔道から始まった日本の快進撃は、水泳、卓球と続き、スケボーやサーフィンなど若いアスリートも目覚ましい活躍も見せてくれています。
一方で、バドミントンやテニスなどは予想外の結果だったり、サッカーの惜敗など悔しい場面もあり、一喜一憂の日々です。
そんな中、男子板飛び込みの寺内健選手について、次のような報道がありました。
「夏季五輪6大会出場の40歳、寺内健が最後の演技を終えると、スタンドで見守った各国選手や関係者が立ち上がった。
“飛び込み界のレジェンド”をたたえる、万雷のスタンディングオベーションが会場に響く。寺内は『ここに立つことができて、幸せ』と涙ぐんだ。」
(某新聞社)
あるメディアでは「中年の星」という見出しも。心温まるエピソードです。
寺内選手と同世代の私ですが、年のせいか涙腺が緩みっぱなしです。
世の中はコロナとの戦いの真っ只中にありますが、アスリートの皆さんの活躍に勇気づけられます。
頑張れ!ニッポン!!オジサンも頑張るぞ!!
(スマイル(^O^)/)