スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2021-11-12 合わせ柿のはなし

定住財団の仕事で以前知り合った方(当時は学生)が作った『合わせ柿』を先日購入させていただいた。
立派な立派な西条柿を、ドライアイスで渋抜きした合わせ柿。
甘くてとても美味しかった…
  
いつも思うのが、『ドライアイスでなぜ渋抜きができるのか』。
不思議だなあと思いながら、特に調べることもなく美味しく食べるのみ。
  
今回は作った彼に聞いてみたところ、
『抜いているわけではなく、感じなくなっているだけ』とのこと。
  
シブく感じる成分そのものがなくなっているわけではなくて、
舌で感じなくなっているんだそう…
  
そうなんだ…
いずれにしても不思議は不思議…
  
ドライアイスで渋抜きの方法って誰が考えたんだろう。
(発明?した人すごいなあ、と思います)
  
合わせ柿も旬の味ですね、美味しくたらふくいただきました。

(は)

2021-11-11 循環する原動力

「久しぶりにコンサート行って感動で涙出たわ~」と、地元高校の吹奏楽部演奏会から帰った母が言った。わかる。もし私も前みたいにライブに行って、会場一体になって歌ったりなんかしたら、きっと泣いてしまうだろう。これまで無意識に我慢をしてきたことの多さを一気に感じて、あの時、世界中のみんなが大変だったよねと世界の皆さんに思いを馳せるだろう。
今、新型コロナの感染者が減少し少しずつ出かけやすくなってきているが、これまで真面目な母は不要不急の行動を極力控え、絶対必要な通院や買い物以外での外出することも気が引けると言って、自粛生活を続けていた。全国的に大きな音楽イベントや舞台、映画や演劇だけでなく、恒例の地域のお祭りも集まりも全て延期または中止… 
気晴らしをしようにも、その場所がない状況だった。
不要不急の行動を控えるという風潮の中で、一番ないがしろにされたのは芸術、文化、エンターテインメントだと思う。まるで生きる上で必要がないもののように、切り捨てられていたと思う。
  
だけどそれは本当なのか?
家と職場の往復だけの生活を1年以上続けてきて、こんなにも気持ちがすり減っているのは、そんな生活からは得られないものを、日常とは離れた別世界に行くことでもらっていたのだと思う。
 私には応援したいと思う役者や歌手、つまり【推し】がいて、その人の作品や活躍に触れることで日常が華々しくなる。いつも感動をありがとうという気持ちで、商品購入はもはや恩返しだとも思っている。
 推しの最新作のテーマである社会問題について意識するようになったり、新しい舞台の原作である小難しそうな戯曲も読むようになる。推しの存在は私の視野をも広げてくれる。
そんな人の活躍が制限されることはとても悲しい。
  
ある人気作家のインタビューを新聞で読んだところ、作家紹介欄で「推しの俳優のミュージカルが原動力」とあった。その作家も推しから力をもらい、日々の執筆の原動力になっている。そして、その作品がまたその作家のファンの原動力になっていく…
  
こうやって感動から生まれる力って循環しているよね…なんてことを考えながら、私は今日も推しの情報収集にいそしんでいる。

(りんご)

2021-11-10 ひとり言

石見地方に音楽を拡げようとする活動が広がっています。
全国の若き音楽家の方々が島根県の石見地方に移住されて、働きながら音楽活動をされています。岡山や広島、遠くは北海道から移住された方もおられるそうです。
先日、地元のお寺のイベントでその方々の演奏を聞く機会がありました。
30分程度の短い時間ではありましたが、音楽が大好きで、皆に楽しんでもらいたいという気持ちが伝わってくる素敵なコンサートでした。会場中が温かい雰囲気で一杯になりました。今後もそんな機会を見つけては音楽を楽しみたいと思います。

(ちょこ)

2021-11-09 変わらないものを楽しむ

緊急事態宣言が解除されましたが、今まで過ごしていた日常とは違うなと改めて感じます。だけど変わらないものもあり、それをみるにつけ「ホッと」と心の中が安心するという日常を送っています。
今日は変わらない風景の一コマをお届けします。
  
◎津和野町の鯉と花菖蒲
鯉はいつもと変わらずエサを求めて人に接近中。警戒心は相変わらずありません。笑
菖蒲の花は季節外れのため咲いていませんが、「山陰の小京都」だけあって花はなくても風情があります!
◎吉賀町の畑とコスモス
農家さんへ訪問した際、農地の横の道路にコスモスが。
財団事務所近くにある川の土手も、季節になると色とりどりのコスモスが咲き乱れています。(写真、撮っとけばよかったー!)
◎益田市のゆず
11月からゆずのシーズンです!黄色くなる前の果実を見にゆず畑を訪問した時の写真です。今年は裏年で少ないようですが、それでも変わらず実がついています。
  
これからは紅葉のシーズン。
美味しい秋の味覚とともに、引き続き変わらない風景を楽しみたいと思います。20211109_0.png20211109_1.png20211109_2.png

(フル)

2021-11-08 あたりまえ

9月下旬に内蔵系の病気で緊急手術、1週間の入院を経験した。何のとりえもないけれど、健康で元気に体を動かせることにはちょっぴり自信はあったのだけれど…。見た目ではわからないうちに体の内側にガタが来ていたということか。(これも老化現象の一つ?)
入院して最初の3日間は寝たきり状態、「元気で動けることに慢心していて、体のケアを怠っていたのかも」「コロナ禍で暴飲暴食気味になっていたからかな」と自問自答するも後の祭り。
退院後は自宅療養。退屈しのぎに庭にでて眺める空や街並み、そして流れる風を吸い込みながら、改めてあたりまえに生活できる、日常を送れることのありがたみを実感。
ところで、定住財団の東京サテライトでは、“暮らしを育てる「島根の日常」”と題してオンラインイベントを年数回開催している。島根にUIターンを考えている方々にとって、島根に住んでいるゲストからリアルにお話を聞けるので、島根での暮らしがどんなものかイメージできたり、ヒントが詰まっている内容なので、お勧め。次回は12月12日の予定!

(青蛙)

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