定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
島根県には新幹線が通っていません。
島根から新幹線に乗るには、一度山陰から山陽地方に移動をしなければなりません。
これが片道2時間半ほどかかりますので、毎回毎回、苦労しています。
調べると、昭和48年に全国新幹線鉄道整備法に基づく基本計画路線に決定された
「山陰新幹線」と「中国横断新幹線」という2路線が存在するようですが、いずれも
45年以上にわたり進展をみていない状況となっているそうです。
「山陰新幹線」
大阪市から鳥取市付近、松江市付近を経由して下関市に至る基本計画路線
「中国横断新幹線(伯備新幹線)」
岡山市を起点に、松江市までを結ぶ基本計画路線
これが実現すると、松江−岡山間(現行約2時間40分)が約45分、
松江−大阪間(現行約4時間弱)が約1時間半で移動可能となるそうです!
なんと素晴らしいことでしょう…
最近、松江駅前には「新幹線整備の実現を目指して」と大きく書かれた看板が
掲示されています。
実現してほしいと切に願う私は、その看板を見るたびに、心の中で「頼むぞ…」と
祈っていますが、同時に、私たち世代が元気に旅行に行けるうちに実現するだろうか…
と遠い目をしている今日この頃です。
(とっとこ公太郎)
先月、財団の移住支援担当者の研修会を行いました。
コロナ禍以降はじめて松江・浜田・東京の3拠点の職員がリアルで一堂に会い、4班に分かれて、移住者や事業所を現地視察する内容にしました。
私は海のコースへ参加。
まず訪れたのは、Iターンで漁師町に家族で引っ越し、異業種から漁師に挑戦する永見さん。その後の暮らしぶり、移住前後のアレやコレやを根掘り葉掘りお聞きしました。
定置網・素潜り・牡蠣の養殖をし、自宅先で飲食ブースを出し、独自にスーパーに出荷するなど、移住後2年目と思えぬ実行力。
日々の戸惑いや苦労はあれど、
「奥さんと、亀の手(貝)を取りに海に出て、岩場で大丈夫かなとふと確認する瞬間とかに、すっごい幸せ感じるんですよね(照笑)」
ほっこり話に癒されつつ、漁師の概念を変えてくれるそのバイタリティには脱帽でした。
【永幸丸(関わる人を幸せにするお店)~元カナヅチ 船酔い漁師のド根性直送便~】
https://www.instagram.com/iwagaki_eikoumaru/?hl=ja
次に訪問したのは、
Mitsu Fisherman‘s Factory(御津フィッシャーマンズファクトリー)の皆さん。
日頃は、定置網漁業に従事する若き漁師たちが、「旬の魚の美味しさを、もっとたくさんの人に届けたい」と立ち上げられました。保育士、警備員、しじみ研究員、介護士、全員が異業種からの転職という彼ら。
ここでも、漁師町独特の文化、「・・・。」と聞いていて絶句するような話も出てくるなか、ニコニコ笑顔で力強く、今を切り開き、未来をしっかり見据えて突き進んでいる姿を目の当たりにし、本当に心から感動しました。
【若手漁師が挑む!「獲る」漁師から「獲って創る」漁師へ!!】
★現在クラウドファンディングに挑戦中↓
https://camp-fire.jp/projects/view/568323?list=local_popular
島根の漁業の未来は、明るい!!!
ここには書けませんが、ディープな話、色々考えさせられました。
皆さんの、汗と涙のリアルを、しっかり移住支援業務に活かしていきたいと思います。
(竹矢っ子)
先日旧知の友人達と久々に飲もうよという話になり、その時みんなが口にした言葉である。2年ぶりでの飲み会は久々の対面で最初はみんな緊張気味だったが、一口酒が入るとあっという間にコロナ禍前のいつもの飲み会となった。
コロナ禍で人との交わりが断たれた世の中となった。会議・出張などオンラインでという新たな発見はあったものの、オンライン飲み会などは最初目新しさもあったが、なにか物足りなさやギクシャクした会話のやり取りにそのうち疲れてきて最近はあまりやらなくなってきた。
先日会った友人たちも同様の気持ちでいたようで、久々の対面での飲み会に忘れかけていた人と人とのリアルなつながりを実感し「これだよ、これ!」との感想になったのである。感染人数の減少により、ようやく飲食店での人数や時間制限が緩和され、あちらこちらで同様のケースがあるのではないだろうか。
様々なイベントや祭りも徐々に復活してきている。人と人とがリアルにつながる状況もさらに復活してくるだろう。人が人を求めるのはある面本能に根差した行為である。人々の集いが輝きを増し、より絆の深まる世の中となることを期待している。
・・・なんて、えらそうなことを言ってはみたものの、本当はただみんなとワイワイ楽しく酒を飲みたいだけである。いつでもウエルカムなのでだれか誘って!
(ダボ)
あっという間に1年の半分が終わります。
この半年を振り返ると、やっぱり、コロナ、オミクロン株に振り回された半年だったように思います。
去年の後半、コロナの感染拡大が収まってきて、いよいよコロナも終息に向かうのかな、と期待していたのですが、年明けから感染拡大。
今月の頭には、ちょっと収まってきて、いろんな規制が解除されたのに。。。
また、ここのところ島根県内では、感染急拡大。
このコロナ感染で、やっぱり一番思うのは、いろんなところで対面のイベントができないこと。
オンラインは、距離を感じさせない、本当に便利なものとは思うのですが、やっぱり直に会って話す、その場でしか味わえない雰囲気を味わう、そういうものはとても大切だな、と感じます。
今年の後半は、対面でいろんなことができるといいな、と願っています。
withコロナの時代、工夫をしながら人と人が触れ合う、そういう機会を大事にしたいと思います。
(一涼)
我が家は某市郊外の住宅街にあります。
市の中心部まで車に乗れば15分ほどですが、
公共交通機関がほとんどなく、車がなければ生活に不便な場所です。
数十年前は若いファミリーがこぞって家を建てたその場所も、
住民の高齢化が進み、家を売却し市の中心部のマンションに住み替えをされる人が増えてきました。
先日も家の周囲を散歩していたら、いくつも「売家」の看板が。
寂しい気持ちになりつつも、ライフスタイルの変化に応じた当然の流れなのだろうと思います。
我が家のお隣さんも同じケースで家を売りに出され、
今は若いご夫婦と小さいお子さんが暮らしていらっしゃいます。
一見変わらないように見える街並みも、こうやって流動していくのだと実感します。
全国でこういった住宅街が増えてきているのではないでしょうか。
(R)