定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
私は、今年で東京都から島根県へ移住して10年になります。
東京の実家を離れる時に「10年は頑張るぞ!」という気持ちで出発したのが、遠い日のようです。
それだけ、島根での暮らしが色濃いもので、多くの苦い失敗の記憶と共に、それ以上の楽しく心温まる思い出もたくさんできました。
そんな私が島根県へ来るきっかけになったのは、遡ること、15年。
当時、絶賛自分探し中だった大学生の私は、国内外問わず、お金と時間が許す限り、一人でどこへでも出かけて行きました。
文字通り、ヒッチハイクや野宿をしながらの一人旅です。笑
その一つに島根県の益田市や海士町を訪れるツアーがあったのです。
それも、手繰り寄せるように繋がったご縁の連続でのツアー参加で、今でもその時の感動が蘇る体験でした。
そして、その当時、そのツアーを企画していた方が、こんなことを言っていました。
「100人、過疎の地域に若者を連れてきたら、1人くらいは移住するかもしれない。」
そんな言葉を聞いて、「移住って、それだけ難しいものだろうな」と感じていたのですが、まんまとその100人のうちの1人に自分がなっていました。笑
そして、その方が、海士町で最近公演をしたのだとか。
海士町に住む友人が、連絡をしてくれて、時の流れの早さを感じると共に、出発地点を思い出した心地です。
今、15年の月日で出会った方々や地域のおかげで、巡り巡って、100人の参加者を募るイベント等の企画や相談対応の担当をしている私ですが、いつも、この中の1人は移住してくれるかもしれない、と思っています。
我ながら、ちょっとドラマティックなストーリーですが、日々の業務の頑張る原動力はここにあります。
(ひつじ)
子どもの夏休みが終わって1か月近く経ちますが、何となく不完全燃焼な感じで、親子ともにくすぶったままの我が家。
夏場は新型コロナウイルスの感染が拡大していたこともあって、特にお出かけすることもなく漫然とした夏休みになっていました。
工夫しながら近場で楽しめることをして過ごしていたつもりでも、どうも物足りなかった感じがしています。
家に引きこもっているわけではないので、体力的には削られているのですが、何かが足りないようです。
先日も、シルバーウイークでリベンジを意気込んでいたのですが、台風続きで意気消沈。
たぶん、このまま夏休みの幻想を追いかけ続けるんだろうな…と思っています。
(京)
先日はじめての草津旅行に友人と出かけたのですが、楽しみにしていた「湯もみ」
会場に貼られていたのは、スタッフにコロナ感染者があり中止という貼り紙…。
意気消沈していたら、なんと近くで「猿の湯もみ」が見られるとのこと!
これがもうめちゃくちゃ可愛くて、生まれて数カ月の子ザルの抱っこもさせてもらえて、
温泉の効能並みにほっこり癒されてしまいました~。
ゆったり温泉と美味しい物も満喫して、やっぱり旅行っていいなと実感しました。
感染に気を付けつつ、10月から始まる全国旅行割を活用して旅してみてはいかがでしょうか。
(たつこ)
「台風接近中!」とテレビが報じていた時。自宅のベランダから、鳥の鳴き声が聞こえてきました。
風から身を守る樹々等が街の中心部に少なくなっているため、緊急避難的に我が家のベランダに身を寄せているのかな?と思い、カーテンをめくってみると、一瞬で鳴き声はやみ、姿は確認できず。
しかし、カーテンを閉じてしばらくすると、再び鳴き声が響いてきました。
強さを増していく風の中、あの鳴き声の主は、無事に過ごすことができているのか、台風のニュースを聞きながら、ずっと気になっていました。
台風のような大きな自然の力を前にすると、人間も、鳥も、自然の中で生かされている存在として同列にあるんだと、改めて気づかされます。
台風が過ぎ去った後の細切れの雲と、その間からのぞく柔らかな青空を目にしながら、無事に今を生かされていることへのありがたさを、しみじみ感じた出来事でした。
(でんでんむし)
夏の暑さが随分やわらぎ、肌寒い朝夕になりましたね。
気温や庭の雑草も季節を感じるきっかけになりますが、
松江暮らしをはじめて7年、食べ物で季節を感じるようになりました。
松江はお茶文化の街。
まちなかを歩いていると昔ながらの和菓子屋さんが今でもたくさん並んでいます。
和菓子はその季節ごとのお花や虫、風物詩を形づくり生菓子にしてくれています。
普段、あわただしく時間が流れていきますが、時には季節を感じる和菓子を楽しみながら
ゆっくりとした時間をたとえばご家族と過ごすなどいかがでしょうか?
我が家では、みんな生菓子がもったいなくてちびちび食べるので、
どうしてもゆっくり時間が流れてしまうという側面もありますが。
(珈琲うどん)