スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2025-03-26 フューチャー・デザイン

皆さんは、フューチャー・デザインという考え方を知っているでしょうか?

すでに知っている方からは今更かもしれませんが、私は恥ずかしながら先日参加した会で初めて知りました。

フューチャー・デザインとは、様々な課題に対し、現役世代だけでなく、その課題の影響が及ぶ将来世代の立場も踏まえて議論しようという取組みのことで、人々が将来可能性を発揮できる社会の仕組みのデザインとその実践のことを指すようです。

なんだか難しいですが、現代の人が今の課題だけに対してすぐに対処するための意思決定をしてしまうと、もしかすると長い目で見たらそれは将来の世代にマイナスの影響を与えてしまうかもしれないので、将来世代の視点で将来世代の利益も考えた意思決定を目指そうということだと私なりに解釈しました。

このアイデアは、アメリカの先住民族が7世代先を見据えて意思決定をしていたということにヒントを得て始まったそうで、今では自治体の総合計画策定のプロセスで取り入れたり、政府の審議会の提言でも盛り込まれているようです。

こういう考え方もあるのだなぁ程度で過ごしていたのですが、数日後、趣味のもので以前からずっと気になっていた欲しいものがあり、これまでだったらすぐに購入していたところだったと思うのですが、フューチャー・デザインの考えを知ったおかげか、買ってもたぶんすぐに別のものが欲しくなり結局使わなく姿がぼんやり浮かんできて購入を踏みとどまりました。

考え方を教えてもらった会では自治体などの取り組みとして事例紹介されていたので、どこか他人事のように感じていましたが、自分の生活に当てはめて実践でき、将来的に1つのムダ遣いになったであろうマイナス影響を回避できました。

世の中ではすでに実践できている方の方が多いのかもしれませんが、何か意思決定されるときに数時間先でもいいので将来の姿を考えてみると、違う自分が見つかり、今までとは違う新しい意思決定ができるようになるかもしれません。

興味のある方はぜひお試しください。

(D65)

2025-03-25 冬の終わりと春の始まり

日が落ちるのが遅くなり、長かった冬も終わりかなと思っています。

3月中旬に雪が積もったことは驚きですが…)

 

職場から帰るときはいつも海沿いをはしるのですが、

凪の日や若干荒れている日、毎日様子が変わっていく海を見るのが本当に好きです。

そこに夕日が加わるとさらに綺麗な景色に。

「あー島根県にいてよかった」と思う瞬間でもあります。

(私は特に夕日が沈んで少し経った後、下からオレンジ→青に変わっていく空が好きです)

 

少しずつ暖かくなり桜もそろそろ咲く頃でしょうか。

今年こそは、桜並みの下をゆっくりまったり歩いて楽しみたいです。

 

皆さんにとって幸せな一年になりますように…

(ノア)

2025-03-19 春の訪れ 

3月に入り気温の上下を繰り返しながら春がやってきました。植物たちはじっと耐え忍んだ冬が去り、待ち望んだ春の訪れに喜び、我が家の庭も賑やかになってきました。梅、桜、杏子(あんず)、ネコヤナギ、木瓜(ぼけ)、ユキヤナギ・・・・・。植物たちの『生』の営みが活発になり、新しいエネルギーがあちらこちらで溢れています。先日、天気が良かったので久しぶりにウォーキングをしました。雑木林の中で深呼吸をすると植物たちの出したエネルギーが体に染みこんでくるような感覚がありました。

 

「別れと旅立ち」の3月から「出会いとはじまり」の4月です。良いことが沢山あるといいですね・・・・・・。

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(山ちゃん)

2025-03-18 冬→春

寒さに耐えて冬を乗り越えてやっと春が来るのに、春は別れの季節でもあります。

仲の良い友人が遠くに行ってしまったり、職場の人員がかわったり、身近な人たちと離れてしまうことが毎年辛い季節です。

(自分が離れる側も辛いですが、見送る側の方が私にとっては辛いなあと感じています。)

 

思い出を振り返り、懐かしい写真を見返すと、どれだけその時間が大事な瞬間だったか気づかされます。

 

最近ふとしたことでオスカー・ワイルドの「君が愛するものは、いつか失われる。けれど、愛そのものは、形を変えて必ず戻ってくる」という言葉を目にして、だいぶこの言葉に救われました。

 

美味しいお店や、面白い体験、話している言葉や、考え方や、好きなもの、嫌いなもの、身近な人たちから教えてもらったことや、影響は、これからもきっと残り続けると思います。

きっと、離れ離れになった人たちからもらったものが新しい喜びや発見をくれるんじゃないかと、そう思うきっかけになりました。

 

別れは辛いですが、また元気に再会できる日を心待ちにして、明日も頑張っていきましょう!
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(猿隠)

2025-03-17 冬の味覚

もうすぐ春ですが、冬の余韻を楽しむ季節でもあるなと思っているこの頃です。
と言うのも、毎年冬に味わえる寒鮒に私は目がなく、この冬も堪能させてもらいました。
宍道湖で獲れる鮒は臭みが少なく、冬は特に脂がのっておいしいことがよく知られています。
身は糸づくりに、アラは鮒汁に、ウロコと骨以外は余すところなくいただける、ありがたいお魚です。
(ウロコと骨も楽しめる方法があれば、ぜひ知りたい!)

冬になると思い出す、というか、体が鮒を求める、という感じで、季節の移り変わりを感じていますが、もうすぐ春となって次の冬までお預けと思うと淋しい気持ちになります。
気候変動など、漁獲に影響がないか心配になることもありますが、いつまでも宍道湖の恵みとして私の胃袋に入ってきてほしいものです。

(ホルモン)

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